愛すべき、松野一松｡［2］ (ページ14)

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お風呂ページ14

ひいいいい緊張するね。

何でこうなったんだっけ、どうしてだっけ。

私の頭の中は爆発寸前だった。
何だか悪いことをしている気分だ。

戻ってきてからというもの、一松はだんまりだった。黙って自分の膝小僧を見つめている。

それが突然、口を開いた。

一松「…お風呂入らないの」

お風呂!!
おって付けるタイプなの!? え、可愛い!!!!

てっきり風呂って言うタイプなんだと思ってたのに…!!!!

A「えっあっいいよ先に入って!!」

目を見られない。一松がどんな顔をしているのかなど、分かるはずもなかった。

勇気を出してたまにチラチラと見るが、全く目が合わない。合わない方が好都合ではあるが、何だか悲しい。

一松「…あ、そう…じゃあお先に…」

ちゃんとできているか分からないが、部屋の位置の説明をサッとする。

一松は理解してくれたようで、頭をぽんぽんと撫でて部屋を出ていった。

やっと1人きりになれた。

A「あーあぁぁぁ緊張するなぁぁやだもうこれ…心臓もたない…」

心臓がもたない、と言ってから自分が一松のことを男の人として意識し、好きでいるのだと再認識した。とても顔が熱い。

そしてしばらく転げ回って、ふとあることに気がついた。

A「あ、服…」

一松が部屋着と下着を忘れて行っていた。
時計を見ると、20分は経っている。

慌てて部屋を出て、浴室に向かった。

A「一松？入るよー…」

2度ほどノックをして、スライド式の扉をそろりと開ける。

するとそこには、こちらに背を向けて頭を拭いている最中の一松が立っていた。

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アニメでよくある尻出しシーンをイメージしましたw