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私が横抱きにされていると理解するのにそう時間はかからなかった。でもそれはオビトではなくて違う人。
きっと今度はこの人が私の事を助けてくれた。オビトは助けなかったみたいだけど・・・・・・

って、この人・・・・・・




「フンッ、間抜けだな」

「なんだとカカシぃーーー!!!」




オビトは顔面に張り付いていた猫を剥がし、腕に抱えながら声をあげた。
なんかあの猫めっちゃくつろいでるんだけど!
懐いてるのかな??


そして二人はそのまま口論を始めた。


ちなみに未だ、横抱きにするカカシからは解放されていない。
きっと屋根に立たせたら落ちるんじゃないかって思われてる。


別にいいんだけど。。。!だってあのカカシに横抱きだよ!?
もうこれが最初で最後だと思うし、こんなに近くでカカシの顔を拝むこともないと思うから。


でもただ、私を挟んで言い合いするの止めてくれないかなぁ!?
私どうしてればいいのか分かんないよ!

じっと石のように身を固まらせて、二人の言い合いが収まるのを待っていた。
しかし甘かった。
時間が経てば経つほど二人の会話はヒートアップし、“これは終わらない”と察した。


そういえばアニメでよくミナトさんが二人の事止めてたシーンあったわ。
ミナトさんは早く任務をこなさなきゃいけないからというだけの理由じゃなくて、止めないと終わらないことが分かっていたからだ。


止めなきゃ終わんないのは分かった。

でも、どう止めたら良いんだこれは・・・・・・




「余計なお世話なんだよ!」

「お前はいつもそうやって、むぐ!」




カカシがなにか余計なを言う前に彼が両手を使えないことをいいことに、両手で口を布の上から押さえた。
私の事など視界にさえ入れなかった黒い瞳がギロっと私を捕らえた。
何してんだコラ、あ”ん!?的な顔で睨まれている。そんなキャラじゃないけど。!

こ、こわいっ!!

取り合えず止めたけど私どうしたら良いんだ!?なにか言わなきゃっ!!

オビトのことはあまり攻めないで欲しい!って言いたいけど、このままだとメチャクチャ生意気だ。
まずオビトって呼び捨てじゃダメだよね。一応自分は年下なんだし。
オビト君はなんかしっくり来ない。オビトさんはちょっとまだ違うと思う。
・・・・・・お、お兄ちゃん?いいやもうこれしかない!




『オビトおにいちゃんはわたしのことたすけてくれたの!
オビトおにいちゃんはわるくないの!わたしのせいなの!』

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設定タグ:夢小説 , NARUTO夢小説 , カカシ落ち   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:きゃおる | 作成日時:2022年9月24日 1時

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