手当て中 ページ11
カラ松殴り騒動はおさまりぜっさんから松を手当て中です。カラ松に謝ってとおそ松達に言うけど謝らないし、カラ松が「いつものことだから」と言う。けどあれはやりすぎじゃない？もうちょっと手を抜いても良かったんじゃないかな。
そんなことを考えているとカラ松の声が聞こえてくる。
「えっとーA？包帯巻きすぎじゃないか？と言うかこの怪我で包帯巻く？」
え？私から松に包帯巻いてた？カラ松の腕を見ると包帯でぐるぐるにされているカラ松の腕があった。流石にアザだけで包帯は巻かないだろう。
「あ、ごめん、さっきの殴り合いのこと考えてて。流石におそ松達もひどいよねーだって謝りもしないんだよ？」
カラ松はクスッと笑った。
「そこまで気にしてくれるのはA、お前だけだ。」
そう言うとカラ松の怪我してない方の手が私の方に伸びてきた。その手は私の頭にポンっと優しく置かれ撫でられる。
「ありがとな」
頭を撫でられるなんて何年ぶりだろう。撫でられるってこんなに気持ちよかったっけ？
しばらくしたら手を私の頭から離す....と思っていたらもう15秒ぐらい頭撫でられてる。恥ずかしくなってきたな。
「カラ松？あのーもうそろそろ手をどけてくれない？手当ができない。」
「んあ、悪い」
私が言うとすぐ手を離してくれる。何故だろう少し悲しい。あ、それよりカラ松の手当てだ！まず腕の包帯取らなくちゃ....
それから15分程度で手当ては終わった。さっきまでいた部屋に戻ると5人全員一つスマホを見ていた。私が声をかけると誤認は一斉にこちらを見てくる。するとスマホを持ったトド松が来る。
「ちょっと2人とも、これなぁーに？」
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作者名：苺愛 | 作成日時：2018年8月16日 21時
