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そんな兄に、彼女が出来たのは年度末。
『…彼女さんに悪いから、もうお兄ちゃんは大丈夫だよ？』
兄「でもどうするんだ？」
『あー。私、彼氏出来たの！』
嘘。兄にもバレていたかもしれないが、何も言わなかった。
そんな時だった。夢ノ咲学院からプロデュース科編入の誘いがあったのは。
『何で私が…？』
父「俺とお母さんの知り合いが夢ノ咲学院のアイドル科の先生をやってるんだ。なかなかいい話だと思うけど、行ってみないか？」
特に、今までの学校にこだわりもなかった私は快く了承した。
(父:夢ノ咲学院のアイドル科は
＿＿＿＿＿少しの、乙女とは異なる、下心を持って。
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作者名：でにっしゅ | 作成日時：2020年4月20日 10時
