【◇】青道のマネしてます 3

#136［増子透生誕祭］ ページ39

(΄◉◞౪◟◉｀)

(もう言わなくても分かりますよね。死にたい。)

＿＿＿＿＿＿＿



『あ、プリンはっけーん』



食堂にポツンと置かれたプリン。

ご丁寧にスプーンまで置かれていたら手を伸ばさずにはいられない。



「やめろA」

『げっ、増子』

「それは俺のプリンだ」

『ちっ、食い意地の張った奴め』

「お前に言われたくない」



コツンと頭を叩かれ、べーっと舌を出せばめんどくさそうに「はいはい」と言ってなぜか五号室に連れて行かれる。

倉持と沢村…は、自主練中らしい。



「買いすぎたからあげる」

『あ、まじ。もらうもらう』

「………ぶた」

『え？？なんか言った？？？』

「別に」



私ってこの部活入ってから結構メンタル強くなったよね。

なんだろう、メンタル強化部だったのかな。



『って！これスプーンないし！』

「手で食えばいいんじゃないのか」

『できるか！』

「あーあーはいはい。分かったからきゃんきゃん騒ぐな」



ぽいっとスプーンを投げられ、慌ててキャッチする。

くそ、あるんならさっさと渡せさっさと。



「…あ、亮介に呼ばれてたんだった」

『どんまぁーい！あいつ時間守らないとキレるよ』

「ちょ、行ってくる！」



ドタドタと部屋から出て行く増子。

タイミングを見計らい、机に置いてある倉持の筆箱を漁ってペンを取り出した。

まだ未開封の増子のプリン。

蓋にきゅっきゅと文字を並べ、そっと部屋から出ていった。



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増子透 10月14日

∗*∘ᎻᎯᏢᏢᎩ ᏴᎥᏒᎢᏲᎠᎯᎩ∗*∘



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【誕生日おめでとう!!プリンの食べ過ぎには注意!o(｀ω´ )o】

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