【◇】青道のマネしてます 3 (ページ22)

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#119 デレ期到来↑ ページ22

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『＿＿以上で委員会を終了します』

やっと委員会が終わり、教室に戻ろうとしたら先生に職員室に資料を持っていくように言われてしまった。

副委員長を探したがもうすでにいなくて。

この見るからに重そうな資料を1人でもっていくはめになった。

「うっわ。Aさん頑張って」

『そう思うなら手伝って欲しいなぁ？』

「いやぁ、俺主将なんで♡」

『じゃあさっさと行け』

足で軽く蹴ってからダンボールをよっこいせと持ち上げる。

一瞬ぐらりとぐらついたが2年半ジャグを持ち続けた力で耐えた。

なんだよこれ。委員会でなんでこんなもの使うんだよ。重たいよ。

と愚痴愚痴言いながら階段を降りようとしたらパッと視界が明るくなった。

『…え』

「ばーか。こんな重いもの1人で持って行かせるわけないでしょーが」

ニヤリと口角をあげて言う御幸はすごくカッコよく見えて。

「キャッチャーにそんなもの持たせてられない」と言えば「高校球児舐めないでくださいよ？」と逃げられた。

でもその代わりに自分の鞄を私に投げてくるのはコイツらしい。

『…どーも』

「いーえ」

職員室につき、資料を置いてから教室に戻ろうとしたら何か投げられた。

「じゃ、部活頑張ってきまーす」

『？頑張って…？』

投げられたものはパックのアイスココアで裏には黒マジックで「月が綺麗ですね(笑)」とかかれている。

どういうこと、と首を傾げなら私は意味を調べるためにスマホを開いた。

数秒後叫び声が上がったのは言うまでもない。

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「Aうるさいんだけど。3階まで響いてる」
『(あ、愛し…っ！？なに！？ていうか (笑) ってどういう意味よ！私で面白がってんのか！？)』
「…聞いてないし」
＿＿＿＿＿＿＿

「月が綺麗ですね(笑)」＝「愛してます(笑)」
これはきっと彼なりのデレです。そう思ってください。

(螢優様 thank you!)