にじゅうご ページ27
レッスンは順調に進んだ
零さんのおかげ…とは言いたくないけど
いつも淡々と。歌声とダンスによる足音しか聞こえないレッスン室に会話が生まれた。
『ワン、ツー……ここは腕をもう少し…』
「下の方がいい？」
「けど俺次の振り的に上の方が綺麗に繋がる気がするんだけど…」
「どうするプロデューサー？」
私が指摘したら、いつもはメンバーだけで集まって相談していたのに
私にも意見を聞いてくれた。
『一旦休憩はいります！』
私も少し、いつもより明るくレッスン出来ている。
「ねぇ、プロデューサ〜！
俺のパートのココのところ見本見せて！」
『ん？……どこですか？』
「ここ、！いまいち足のステップがわかんなくてさ〜」
『あぁ、えっとここは……』
軽く足首をまわして、言われたところのステップを踏む
『ワン・ツー・スリー、ワン・ツーってカウントしたらやりやすいかもです！』
「おぉ…！ありがとう！助かる！！！」
なんか、レッスンっていつも作業的にゲームみたいに進めてたけど
たぶん、本来はこうやって進めるんだろうな。
あんず先輩もきっとこうやって…、
「なんか正直意外だったな。」
『えっ？何がですか？』
「てっきり俺ら、柊さんってやる気ない？って言い方合ってるかわかんないけど、そこまでプロデューサーを本気でやってないと思ってたんだよね」
『え！？そ、そんなふうに見えてたんですか！？』
「そりゃだって…なんか淡々と必要なことだけ話す感じがしたし」
「ずっっと暗い表情してたから、面倒くさとか思ってそーって話もしてたし！」
『えっ、えっ……割と本気でやってたんですけど…』
「ん〜……コミュニケーションが苦手なのは分かるけど…
そう見えても仕方ないってゆうか……」
言われて気が付いた。
何もかも諦めてた。
あんず先輩みたいには出来ないって。
あの人は生まれ持った才能と人を惹きつける魅力がある
だから、あれだけ引っ張りだこで
誰からも好かれて、求められているんだって。
私なんて無理だって。
違う。
自分がそうしてたんだ。
わざと人を寄せ付けないようにして。
あんず先輩だからできるって思って。
私も頑張ってそうなりたい。けど才能がないからって。
言い訳を作って。
自分が恥ずかしくなって俯いた
『そう、ですよね……』
「あ、え、ごめ、泣いてる……？」
『いえ、、、ありがとうございます！！！！！
私！！！これから頑張ります！！！！！』
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noppi(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2022年5月20日 13時) (
レス) @page21 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
しらすごはん。(プロフ) - 乙狩くんとの追いかけっこ想像してにやにやしちゃいました´･ᴗ･`このお話を考えてくれてありがとうございます！これからの展開楽しみにしてます！ (2022年5月5日 10時) (レス) @page20 id: cbc564f1ca (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - これからも楽しみにしてます (2022年4月22日 7時) (レス) @page18 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 更新ありがとうございます！更新楽しみです！ (2022年4月17日 1時) (レス) @page16 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 面白かったです！いつも読まていただいております(●´ω｀●)これからの展開が楽しみです(*‘ω‘ *) (2022年4月6日 16時) (レス) @page12 id: 91edffca38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：旋菜 | 作成日時：2022年3月21日 0時
