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まぁ正直、そう言うんじゃないかとは思っていた。

気丈な彼女の潤んだ瞳に、良心がチクチクと刺される。



『だって、私だって頑張って準備したのに、そんな理由で断られたのは悲しかった。』

凛「あ〜…あれは、Aも準備してる可能性に直前で気付いたから……。」

『いいよ、凛月のチョコも真緒にあげれば?朝の事は許してもいいけど、私はもうあげる気にも貰う気にもなれない。』

凛「あっA!」


ひらりと踵を返し帰ろうとする彼女の腕を掴み、強引に振り向かせる。
俺ってこんなに素早い動きできたんだ、と頭のどこかで冷静に思った。

振り向いたAの目は濡れていて、また罪悪感が刺さる。



凛「ね、ごめん……謝るから、受け取って。」

『受け取るだけ?私のチョコは?』

凛「それもちょうだい。」

『わがまま』

凛「Aのチョコは俺が食べたいし、俺のもAが食べて。…ダメ?」


いいでしょ?と少し微笑んで顔を伺っても、まだ少し渋そうな表情をしている。

(う〜んダメか……なら強行突破かな)


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設定タグ:あんスタ , 朔間凛月 , 呪い   
作品ジャンル:恋愛
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かお(プロフ) - はじめまして!更新停止は悲しいですが、また更新して下さるのを待っています! (2021年6月26日 11時) (レス) id: 16a5bce890 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年4月1日 0時

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