5 ページ5
永瀬side
永「ほんま楽しかったわ」
北「俺も楽しかったよ。また共演したいね」
永「な！その時はよろしくな」
北「おう」
あー楽しかった。
日が沈み始め、山の合間から綺麗な夕焼けがのぞいてる。
心まで浄化される感じがするわ。
永「あっ、今度の日曜…」
匠海に予定を聞こうとした時だった。
ス「平野さん？大丈夫ですか？」
北「ん？」
向こうに人だかりができてる。
ス「平野さん、深呼吸しましょう」
平「ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…ごめっ、なさ…ﾊｧｯ…」
ス「大丈夫ですよ。控え室に連れて行こう！」
スタッフさんが誰かの周りに集まってる。
なんかあったんかな。
北「どうしたんだろ」
永「さあ？」
北「…ん？れん、あれ…」
永「なに？」
北「あれ、、平野くんじゃない？」
永「え？」
よく目を凝らすと、人の間から覗く金髪…
えっ、紫耀？
永「あのっ、何かあったんすか？」
ス「あっ！平野さんが倒れて！」
永「えっ？！」
北「れん行こう！」
永「あっ、、ああ！」
その人だかりまで走った。
平「ﾊｧｯﾊｧｯ…げほっ、、ゲホゲホッ」
北「平野くんっ、大丈夫？」
平「ﾊｧｯﾊｧｯ、、くるしっ、はぁっ、ゲホゲホッ…」
待って。
なんでこいつ、こんなに顔真っ赤なん…
息は過呼吸並みに上がってて、肩が大きく上下してる。
さっきこんなんちゃうかったやん…
平「はぁっはぁっ……ﾊｧｯ……ぇ、ん…」
北「ん？もう一回言って？」
平「ﾊｧｯﾊｧｯ……れ、ん…」
北「れんっ、来てあげて！」
永「…え…俺…？」
俺、、なんも気が付かんかった。
紫耀がこんな熱あったなんて。
もしかして休憩のたびに俺のこと呼んだり視線送ってたのって、体調悪かったから？
それやのに俺…ずっと無視したり、冷たく離したり…
北「…れんっ！しっかりしろって！」
永「…あっ、ごめん…」
北「平野くんが頼れるのはれんだけだよ」
永「……そうやんなっ」
そうや、後悔してる場合ちゃう。
今は紫耀の看病が最優先やんか。
永「しょおっ！」
平「ううっ、ﾊｧｯﾊｧｯ…」
ガタイのいいスタッフさんが紫耀を背負ってくださって、背中に乗った紫耀を押さえながら控え室まで急いだ。
北「いいよっ！」
ス「せーのっ！」
匠海が座布団を並べてくれて、その上に紫耀を寝かせてもらった。
平「ゲホゲホッ…げほっ…」
永「熱……高すぎや…」
触れたおでこはびっくりするくらい熱々やった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 198人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晴はる(プロフ) - あやねさん» あっそういうことだったんですね！そんなそんなっ、わざわざお礼なんて笑 コメントいただけるだけで嬉しいです(*^^*)ありがとうございます(^^) (2022年6月30日 0時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん» リクエストのお礼をしようと思ったんですけど、返信するのが遅くなってしまいました。分かりづらくてすいません。これからも楽しみにしてます。 (2022年6月30日 0時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - あやねさん» あやねさん、何のお礼か分からないですが、こちらこそいつもお読みいただきありがとうございます(#^.^#)これからも宜しくお願いします♪ (2022年6月29日 13時) (レス) id: 5b86a9a166 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん» ありがとうございます！ (2022年6月29日 1時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 晴はるさん、ありがとうございます。 (2022年6月29日 0時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴はる
| 作成日時：2022年5月16日 23時
