66.ヤドリギ ページ18
温かい
懐かしい香りにそっと目を開けた
ﾊｳﾙ「おはよ、A」
『！？･･･お、おはよう』
慌ててそう返せば、ぎゅうぎゅうに抱きしめられた
ﾊｳﾙ「良かった、無事で･･･居なくなったって聞いて、本当に心臓が止まるかと思った」
『心配かけてごめんなさい』
ﾊｳﾙ「戻って来てくれたから、許してあげる
これからはずっと、僕の傍に居て」
『私でいいなら･･･あの、ハウル･･･えっと、私ねハウルのこと、』
ﾊｳﾙ「好き？」
私が言う前にハウルの口から言葉が飛び出して来た
ﾊｳﾙ「僕は、Aが好きだ。
好きって言うと随分安っぽくなるけど
A、君が好きだよ」
予想外だった
私が勝手に言って振られたら、潔く家に帰ろうと思ってたのに
『っ･･･先に言っちゃうなんてズルい』
ﾊｳﾙ「僕の方が長く君が好きだったんだからこれくらい言わせて貰わなきゃ、割に合わない」
『そんなに前から？』
ﾊｳﾙ「そうだね･･････生まれる前から」
『！？』
一体どういう事なんだろうかと首を傾げていると、くすくすと笑う声が聞こえてきた
ﾊｳﾙ「なんて言えたら、ロマンチックなんだけど
本当はね街で見かけた時からだよ
朝日を浴びて輝く花の中で君が1番輝いていた
ね、返事が聞きたい」
『っ･･････わ、わたしも、』
ﾊｳﾙ「ん？」
『っ〜〜〜わ、わ、私も、好き！
ハウルの呪い、私の嫉妬が原因だと、思う
本当にごめんなさい』
ﾊｳﾙ「大丈夫。･･････今日から、Aを離さないから、覚悟してね」
『私だって、絶対に離れないもん』
意地を張ってるのが何だか可笑しくて、ベッドの上でハウルに抱きしめられて、抱きしめ返しながらくすくすと笑った
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すばる(プロフ) - 感動しました！とてもいい話だと思いました！更新頑張ってください！ (2019年1月27日 20時) (
レス) id: 1ecdcc7cf7 (このIDを非表示/違反報告)
cherrymay - 長らくお待たせしてしまって本当にごめんなさい！更新停止中なのに応援して下さって、ありがとうございました！また更新開始します (2019年1月27日 16時) (レス) id: b49d2cc48c (このIDを非表示/違反報告)
Jyp___0812(プロフ) - とても面白いです！なので更新お願いします！ (2018年8月22日 23時) (レス) id: c91ea02908 (このIDを非表示/違反報告)
E.E - 更新お願いします。すごく面白いです。 (2018年8月20日 23時) (レス) id: 721ee5a4f2 (このIDを非表示/違反報告)
結羽(プロフ) - お願いします！ 更新してください！！！！ (2018年8月15日 19時) (レス) id: 8712c8166f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cherrymay | 作成日時：2017年6月24日 21時
