決着の前に少しお時間もらえます？�� ページ47
『なし』
《どうでしたかね、このコーナー。皆さんがアイドルのこともっと知りたいって少しでも思ってくれたらやったーって感じですけど。
《あ、ちなみに台本作りはうちの母と日々樹さんが手伝ってくれました。ありがとーございまーす。》
さすがに観客の前だからか、アイドルを名前で呼ばないのは少女の気遣い。懐かしくも新鮮な感覚に、渉は酔いしれる。
《これで紹介したアイドルに興味を持った方、好きになった方はどんどん広めてくださいねー。彼らはいつでも、皆さんからの愛を受け止めてくれます。》
少女の言葉に、「きゃああああ！」という黄色い歓声が上がる。その中に聞こえた流せない単語に、少女は目を吊り上げた。
《ぅおぉい！ 誰だいま『ゴマぽん』つったの！！！ ちげえからな！！！》
「ごーまーぽんっ！ ごーまーぽんっ！」
《ちげえつってんだろぉが！！！ 潰すぞ！！！》
一塊になった客席で、少人数が声を合わせている。
客席の中からぱっと立ち上がったのは、葵ひなただった。
「さあさあ皆さん、ご唱和ください！！！」
「ごーまーぽんっ！ ごーまーぽんっ！」
ぱちんっと手を叩いた葵に合わせて、何も知らない客も本当に唱和し始める。
《だぁかぁらぁ……》
低い声が響いた瞬間、ガラッと何かが開く音がする。
皆が一斉に上を見ると、放送室のガラスが半分開いていた。
「『ゴマぽん』じゃねえって言ってんだろ！！！」
会場内にこだます少女の声に、葵は吹き出す。
1Aではすっかり『ゴマぽん』で定着してしまったようだ。
「バカにしてんな!? ほんっとむかつく！！！」
ぷいっとそっぽを向く少女に心打たれた大多数の客により、
その日のSNS上は、ちゃっかり『ゴマぽん』が占めた。
『私』を見つけるために�、�←決着の前に少しお時間もらえます？��
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生しょうが - 澪。さん» 同感です…！楽しみにしてもらえて嬉しい限りです！更新頑張ります！ (2022年9月4日 22時) (
レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
澪。(プロフ) - 司くんは丸いぐらいが可愛いですよ、😌 いつも投稿楽しみにしてます！身体には気を付けて頑張ってください〜🔥 (2022年9月4日 20時) (レス) @page38 id: ebb5373f91 (このIDを非表示/違反報告)
生しょうが - 一織さん» コメントも応援もありがとうございます！ぜひぜひ楽しんでいってください！ (2022年8月18日 22時) (レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
一織(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも楽しみに読ませていただきますね〜！ (2022年8月18日 21時) (レス) @page4 id: a117ee3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：生しょうが x他1人 | 作成日時：2022年8月18日 13時
