５１匹目 ページ6
お昼を食べ終わり、クザンを探しに出かける
海兵さんたちはもっと有力な情報がないか、聞き込みや見回りをしてくれている
貴「上司なんだからもうちょっとちゃんとして欲しいよね……」
猫の姿で、彼の匂いを辿りながらそう呟く
貴「うわっ、海沿い歩いてる……
潮の匂いでわかりにくいし、猫としても海は嫌いだってのに……」
ふらつくクザンに少々苛立ちを覚えながらも、仕方なしに探し歩く
すると途中から、クザンとは別の匂いが同じ道を通ったことに気づいた
優しく甘い感じの香水のようだ
しばらく歩いていてもその匂いはクザンの匂いと重なり、消えることは無かった
これはナンパした女の人と歩いている可能性が高いのだろう
またしても苛立ちが高まった僕は、少し走りながら
さらに匂いをたどってゆく
軍艦から島を半周したあたりまで来た時
風に乗って、今までで一番強く香水の匂いがした
その方角に向かって走ってゆく
すると波打ち際から離れた砂浜にいくつかのベンチがあり
そのひとつにクザンと女の人が座って話をしていた
貴「やっぱりナンパしてたか
しかしあのクザンについてくなんて…
よっぽど物好きなのか心優しいのか」
半ば呆れながら２人のもとに近づいていった
が……
ふと女の人の顔が見えた時、僕の脚はそれ以上進まなかった
今まで何十人、何百人と女の人は見てきた
それこそ赤ん坊から死に際の人まで、ありとあらゆる年齢層を
だけどその女性は近年稀に見るとてつもない美女
小さな顔に大きな青い瞳、赤く薄いくちびる
長い艶やかな黒髪に真っ白い肌
身長も高く綺麗にくびれも出来ており、胸も大きい
かの有名なボア・ハンコックにも劣らないその女性は
鈴を転がしたような綺麗な声で、クザンと楽しそうに話す
もちろん、彼女の話を聞くクザンもまた楽しそうである
その様子を見た僕は、何故かくるりと向きを変え
今来た道を全速力で走っていた
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Love sheep(プロフ) - 詩音さん» おぉ…… 夢主ちゃんの性別が変わるうえに幼児化ですね。 了解しました。本編が一段落しましたら書かせていただきます。リクエストありがとうございました。 (2016年9月22日 21時) (
レス) id: eb969cf13f (このIDを非表示/違反報告)
詩音 - 夢主がショタ化してしまった話です！ (2016年9月22日 9時) (レス) id: 8b0c699854 (このIDを非表示/違反報告)
Love sheep(プロフ) - 詩音さん» コメントありがとうございます。 番外編等のリクエストはウェルカムですwお願いします。 (2016年9月20日 22時) (レス) id: eb969cf13f (このIDを非表示/違反報告)
詩音 - いきなりですが、リクエストして良いですか？ (2016年9月19日 15時) (レス) id: 8b0c699854 (このIDを非表示/違反報告)
Love sheep(プロフ) - 詩音さん» コメントありがとうございます！面白いですかね…？ww クザンは夢主ちゃんに弱いので(*`･ω･´) これからも応援よろしくお願いします (2016年8月24日 19時) (レス) id: eb969cf13f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Love sheep | 作成日時：2016年8月19日 22時
