トライアングル age5 ページ37
堤「兄貴,それに征兄さん」黒子「さつきさんと蓮華もいますよ」赤司「今は,呆れて笑ってるけど」堤君に声をかけたのは,お兄さんと赤司だった。蓮華&さつき「www」堤「今まで,何処にいたんだよ。蓮華姉さんとさつき姉さんは笑うな!」蓮華&さつき「無理w」黒子&赤司「近くにいました/近くにいたよ」堤「存在感を出せ!」黒子「コレでも一応,出してますけど。ね?」赤司「嗚呼」堤「嘘つけ!」と,黒子君や赤司君に反論しながら,私の消しゴムを片手に席に戻った堤君は,ノートの文字をゴシゴシ消し始めた。あ,あ,そんなに乱暴に使ったら,うさぱんだの形変わっちゃうよ〜!堤「あ,耳もげた。まいっか」うさぱんだの大きくて長い耳が,擦る力に負けて根元から折れてしまった。うわ〜〜〜〜ん!花日「よくない・・・・・・よくないよォ〜〜〜〜〜〜」「ちょ・・・・・・!」ようやく我に返った結衣ちゃんが,涙目になった私の代わりに,堤君に何か言ってくれようとした。その時,「あのさ」何時そこに来たのか,すぐ後ろに高尾がいた。高尾は結衣ちゃんの言葉を遮って,背中から私の頭を抱えるように守ると,堤君に言った。高尾「あんまりオレの彼女,いじめないでくれる?」花日「高尾・・・・・・」こんな状況なのに,私は嬉しくなってしまって,高尾の顔を見上げた。そう,この高尾優斗はこの前,両想いになったばかりの,私の自慢の彼氏なのです!六年二組でいちばん優しくて頭もよくて,誰よりオトナな高尾。──あ,こんなこと言うと,結衣ちゃんに「いちばん優しいのは桧山だよ!」って,怒られちゃうんだけどね。ちなみに結衣ちゃんの彼氏は,桧山一翔という,クラスの中では高尾の次にカッコいい男子なので,そこは友情の為にも譲ってもいいかな・・・・・・って,いやいや,今はそんな話はどーでもいいんだった!お姉ちゃんの彼氏の黒子テツヤ君と蓮華ちゃんの彼氏の赤司征十郎君と幼馴染みでよく一緒にいる青峰大輝君と緑間真太郎君は,学校内でもずば抜けている,イケメンだからカウントには入れていない。とにかく,真っ直ぐ堤君を睨んでいる高尾の横顔は,うっとりする程カッコよくて,下からの顎の形もすっごくキレイで,こんな男の子がほんとに私の彼氏でいいのかなあって,今でも信じられないんだけど。どうやらそれは,堤君も同じだったようで・・・・・・。堤「彼女!?コレが!?」うん,言うと思った。わかりやすいリアクションありがとう。
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作者名:赤司蓮華 | 作者ホームページ:蓮華のホームページ?by赤司 そんなものはありませんby黒子 相変わらず息ぴったりbyキ...
作成日時:2022年10月3日 0時