男の島 ページ34
男「安心しろ。貴様になど興味ない」
失礼な！
許せない…！
「っていうか出してくれる？！」
錠を鳴らすと、男は首を横に振った。
男「先程言っただろう」
「仕方ないでしょ？！私は剣術持ってないんだから！銃も使えないのよ！」
男「それは貴様の事情…」
縛られていない左足で嵐脚を放つと、男は驚いた。
男「…何だ？それは」
「六式」
男「六…式…？」
男は黙って牢を開けると足の錠を外してくれた。何で…？
男「とりあえず…出ろ」
周りの男達は驚いていた。
男2「何考えてんですか？！ダメですよ！！法に…」
男「どんな形であれ斬撃を操れるなら、とりあえず牢からは出してやる」
嵐脚で許してもらえた…。
でも手の方は外してもらえなかった。
本当はそっちも外して欲しいけど今は良しとしよう。
「…言いたくないけど一応礼は言っとくわ」
男「生意気な女だ」
立ち上がると牢を出る。
明るい外の光に目を細める。
眩しい…。
「そういえば、あなた名前は？」
男「なぜ教えなければいけない？」
「私は答えたわ」
この人…すごい上から目線で嫌。
男「…ライアン」
「…イメージとピッタリね」
ラ「黙れ」
何よ、こいつ。
ほんと偉そう。
それより…。
改めて周りを見るとこの島…男しかいない。
「ねえ、何で男しかいないの？この島」
ラ「…この島にいる女は貴様だけだ」
は？こいつ何言ってるの？
「い、今何て…？」
ラ「貴様だけだ。女は」
「ふざけてます？」
ラ「なわけないだろう」
私…とんでもない所に来ちゃった？！
でもとりあえず牢からは出られたし。
あとはこの錠を何とかできればシャボンディに向かえる。
…どうする？！
「あっ、そうだ。ライアン。私がここに来てからどれくらい経ってるかわかる？」
ラ「2日は経ってる」
約束の日まで1日しかないじゃない！！
「ね、ねえ！私シャボンディ諸島に行かなきゃいけないの！何とかならないかしら？！」
そう訊けば、ライアンは私を押し倒して刀を抜いた。
鋭く光る切っ先が喉に向けられる。
ラ「寝言は寝て言え。貴様はここじゃ罪人。そう簡単に出れると思うなよ」
彼の目にあるのは鋭く冷たい感情。
下手な事をすれば殺される…。
本能がそう警告を発していた。
頬を冷たい汗が流れた。
ラ「貴様の面倒は俺が見てやる。他の奴らじゃ何をされるか分かったものではないからな」
ライアンは刀をしまうと、私に背を向けた。
何なのよ…こいつ。
絶対逃げてやる。
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シュケル - 焔彩さん» もちろん！！楽しみにしてます！！ (2016年6月29日 20時) (
レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
焔彩(プロフ) - 楽しみにしていてください！ (2016年3月20日 7時) (レス) id: 5e6d9dd208 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - 焔彩さん» ヒロインとハルタが本気で戦うとすれば凄まじい戦いになりますね！！青雉と赤犬の決闘のように！！！！ (2016年3月20日 5時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - 焔彩さん» 本気で殺し合いですか！！！隊長達と麦わら一味のだれが戦うのか楽しみです！！！あまり見たくない光景かもしれませんが！！！ (2016年3月19日 17時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - 焔彩さん» しかしヒロインには白ひげ海賊団に戻ってきてほしいですね！！個人的には！！！！ (2016年3月19日 16時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焔彩 | 作成日時：2016年2月11日 22時
