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四十 ページ42

「知ってます?最近ここら辺で女性がいなくなってるという話」

「あぁ、知ってるよ。それは俺も手伝ってるからな」


それは、役人みせかけの男を道で私が誘いこみ
屋敷で相手をする


バレないように

そして、


「お客さんは色男ですね」

誘惑をしていく

白と青を基調とした着物に身を包み紅をつけ
その男も酔ってきたのだろう

私の肩に触れて顔を近づかせてきた


「お客さん、私はただじゃないですよ」

「あははっ、案外よう言うおなごだな。」

どうにかして離れることは出来た

だが一つだけ私は危機を覚えていた

男の腰には刀がある

これを抜かれれば私は終わりだ

これで斬られたら…


生唾を飲むような感じに襲われながらも男の相手をする。

それしか今できないんだから

その時男が私の顎に触れて顔を見てきた


な、に


「…お前さん、俺の雇い主の女になるか?」

「…え」

「お前さんのような勘の鋭いおなご大歓迎だ」

「それは、無理です。私はここで働いていて」

言い訳を考えなくては

すると男は私の肩に触れて着物をぬがしてきた


え…


「そこまで言うんなら。俺が一度教えてやろう。
たてついたらどうなるか」

ゾッと背筋に何かがはうような感じになった

私はすぐに抵抗をした

「やめてください!やめて!」

「そんな言っても刀も使えんおなごが勝てるわけないだろ」

いや、勝たなきゃ


なんとしても

その時ふと目に止まったのがあった自分が隠して持ってきた護身用の短刀

風呂敷の中に手を入れて探し出し

「やめてください!!」

そう言って私は男に短刀を向けた

着物ははだけているため私はどうにか軽く着直しながら男と距離をとった


誰でもいい


助けて


声をだそうにも今は出せない


目の前の男は私の行動を見てニヤッ笑い刀に手を当てて


「なんだ?死にたいか?」

刀を抜いた

これでは勝ち目はない

けど


「いいえ。私はあなた方のやってる卑劣なのが嫌いなだけです」

負けるわけにはいかない


すると男は私に刀を突きつけてきた


短刀で弾くが力の差がある

重い…

守ってばかりの私に男は調子をつけて何度も何度も切りつけようとしてきた


すると


キンッ!


「っ、」

短刀が飛んだ

もう、守れるものは無い

どうする


「女、お前も言うとうりにしとけば良かったんだ」

じゃあな


そう言って私の目の前に刀が降りてきた

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はるか(プロフ) - すごく面白いです。いつもドキドキしてます。更新頑張ってください!! (2017年8月22日 19時) (レス) id: efe91ed229 (このIDを非表示/違反報告)
- あの、すいません、「十一」の話の「立花さん」が、「立場さん」になっていると思います。間違ってたらすいません (2017年7月22日 12時) (レス) id: c9821ec644 (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - 世界観がすごく好きです。毎回更新されるたび嬉しくてすぐチェックしてしまいます^ ^応援しています! (2017年7月18日 15時) (レス) id: 591376f718 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すっごくすっごく面白くて、更新楽しみにしてます!これからも頑張って下さい! (2017年7月9日 0時) (レス) id: fee5a8ae7a (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - いい、、ですね、、、これからも応援してます!(゜▼゜*) (2017年7月4日 16時) (レス) id: 503188b34f (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2017年6月9日 13時

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