【忍足侑士】護ったるから…【禁戒】 (ページ6)

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The NiNETY-SEVENTH.. ページ6

私の心配をよそに

死ぬほどスムーズにコトが運ばれていくぅ！

なんでなの!?
あったの!?前にもこういうコト!?

た、頼っちゃってイイのかな… このまま……

A「ね、ねぇ…忍足…………」

忍足「何や？」

A「あの、さ。ホントに…イイの？」

忍足「ははっ、今さら何言うてんねん。ええに決まっとるやろ(微笑」

A「あり…がと」

忍足「可愛え妹やでぇ～(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ」

A「……ちょっ！馴れ馴れしくすんな！…ていうか、同い年なんだからね!?」

忍足「まぁええやん、そんな事♪…ほな俺、自分のこと家族に話してくるさかい……」

A「あ、うん。いってらっしゃい」

忍足「ほなな、大人しゅうしとりや……A…」

A「ﾄﾞｷｯ)…っ………はいよ」

変なの。

男の人に名前で呼ばれるの…景吾以外で、久しぶりだよ

…ていうか、景吾以外の男の人と関わったコトなんて
あんまないけど(笑)

でもきっと、こんなのが普通になっていくんだろうな

そして、

忍足との生活を普通だと感じるようになった時

私は

景吾のコトを、ちゃんと忘れられてるのかな………？

って、もうやめよう。

景吾のコト考えるの。

ついでに、『景吾』って呼ぶのも。

私はもうあいつと…跡部と、何の関係もないんだから

～数十分後～

ｶﾁｬ……

A「あ、おかえり。」

忍足「ん、ただいま(ﾆｺ」

A「どーだった？」

忍足「ああ、何も問題あれへんよ。一応、跡部とかの事は伏せといたったから…」

A「あ、どもっす」

忍足「なんや、愛想あらへんなぁ…人見知りなん？」

A「いや、別に…そゆワケじゃないんだけど……」

普通の反応だよ、私。

何も知らない場所で一人だよ？一人ぼっち

まぁ忍足がいるから一人ではないけど…

でもさ、やっぱさ
それなりに緊張もするわ(笑)

忍足「……緊張しとるん？」

A「ﾋﾞｸｯ)ま、まぁちょっとは…」

忍足「ほな、俺が抱き締めたろか？」

A「は？」

忍足「ほら、おいで…………？」

A「ちょっちょちょ！誰が行くかバカ!!」

忍足「はぁ…つれへんなぁ…。俺、自分のお兄ちゃんなんやで？」

A「……うっ、そ、そうかもしれないけど…！」

忍足「まあええわ。…早よ慣れてな？」

A「は、はい…」

何なんだろう、この人
最初は私のコト散々言ってきたくせに…

ちょっと不気味なんですけど。