【忍足侑士】護ったるから…【禁戒】 (ページ34)

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The HUNDRED-TWENTY-FiFTH.. ページ34

恥かきまくりだっての！

コレじゃまるで、私が侑士に気ぃあるみたいじゃん！

全っ然ないし！
侑士にそんな気なんて!!

侑士のコト好きになるなんて、金輪際あり得ないんだから…！

で、でもでも

正直ちょっと。……嬉しいよね(笑)

だってさ、

超絶イケメンなお兄ちゃんだよ？
普段はあんなモッサリしてて、暗そうなのに…

やればできんじゃん！私の兄貴!!

って、いやいやいや…
今はそんなん問題じゃないんだって

恥ずかしいコトしたのに変わりないし

穴があったら入りてええええ!!

忍足「…何をそない悶絶してんねん」

A「るっせえ！」

忍足「はは、まあええわ。なあA……」

A「ああ？」

忍足「俺に眼鏡外させた責任、しっかりとってもらうでぇ…？」

A「は？責任？」

忍足「俺な…『あること』する時しか、眼鏡外さへんねん」

A「な、何よ…!?」

忍足「キス。」

A「え」

忍足「…………ほな、いただきます」

…………ﾁｭｯ………

A「……んっ…!?ち、ちょっと!?!?」

忍足「ん？」

あ、あり得ない…!!

イキナリ… こんな突然… キス、してくるなんて…！

しかもホントに!!

口にだよ!?
紛うコトなく口にだよ!?

普通冗談だと思うでしょ!?

せめて手とか、ほっぺとか、何とか…

ていうか、
そもそもキスするコト自体許し難いんだけどさ！

なのに、なのに…

この… クソ兄貴………ッ!!/////

A「っバカバカ変態いいいいいい!!」

忍足「な、何やねん…キスくらいでやいやい言うなや……」

A「私っ…、初めてだったのに…っ!!/////」

忍足「……ふーん…、…そうやったん？堪忍な。知らんかったわ(ﾆｺ」

A「知らんかったわ、で済むコトかよーーーッ！」

忍足「てっきりもう跡部と済ませとんか思っとったんやけど…」

A「んなワケないでしょ!?」

忍足「…まぁええわ。これでAは、……俺の女…やんな？」

A「ふざっけんなーーーー!!」

あり得んあり得んあり得んッ!!

ファーストキスを兄に奪われるなんて…！

いやぶっちゃけ実際兄じゃないけど！
ソレでもよ！

あり得ないでしょおお……!!

A「こ、こーゆーコトは好きな娘とするモンでしょ!?」

忍足「俺 Aのこと好きやけど。」