34：作戦会議 ページ34
｢成程ね、つまり普通に探すのじゃダメって事ね。｣
あれから彼らを見つけるのにそう時間はかからなかった。
スナック菓子をいつも持ち歩くチョウジの菓子を食べる音が彼らの位置を教えてくれたと言っても過言ではない。
いのは既にチョウジと行動していたらしく、一気に二人を見つけ出した。
｢あぁ、話が早くて助かる。｣
｢でも、どうやって見つけるの？僕狭い所とかはちょっと無理かも。｣
そのふくよかな身体では狭い道など通れない。
皆の足を引っ張ってしまうのではないかと不安がるチョウジ。
｢そうだなぁ...やっぱり術を使うしかないよね。｣
Aがぽつりと零す。
｢術か。んでもよ、俺達にゃあそんな都合のいい術はねぇんだな。｣
｢そうよ、流石に鈴を見つける術なんて私には無いわ。｣
確かに、そのような都合のいい術があればもうとっくに使用しているはずだ。
｢ねぇA、鈴の音って全然聞こえないの？｣
菓子を貪りながらふと気になったことをチョウジはAに問うた。
｢いや、全然ってわけじゃないんだけど...なんて言うか確証がないの。何かの音は聞こえるけど、それが鈴の音なのかは分からない。｣
｢例えばどんな音なんだ？｣
｢軽い何かが、落ち葉を踏む音？みたいな...。｣
自信なさげに弱々しい声色で己の感じ取った音のイメージを伝えた。
｢軽い何かって...抽象的ね。｣
｢仕方ないよ、Aだって何か分からないんだから。｣
優しいチョウジはAのフォローにまわる。
こういう奴が一番イケメンだという事を、もっと世の女の子達に分かって欲しいものだ。
｢落ち葉を、踏む...か。A、その音がする場所まで案内してくれるか？｣
何か閃いたような、そんな表情をシカマルは見せた。
｢うん！任せて。｣
｢え、何か分かったの？！｣
｢流石シカマルだね。｣
｢あぁ、これが鈴かは分からねぇが行ってみる価値はあると思うぜ。｣
｢そこまで言うなら...行ってみるしかないわよね！｣
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平和ボケマンボウ(プロフ) - 名無し76544号さん» コメントありがとうございます！その言葉が、本当に心の支えになります。 (2021年5月28日 20時) (
レス) id: 987adadeae (このIDを非表示/違反報告)
名無し76544号(プロフ) - この作品本当に大好きです！！ (2021年5月28日 10時) (レス) id: 7848090b26 (このIDを非表示/違反報告)
平和ボケマンボウ(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます！色々なアニメを嗜む者なので多少は知ってします。例えば、マギや曇天に笑う、エヴァにノラガミ、NARUTOなど。他にもありますが長くなってしまうのでここらで切りあげます。 (2021年3月28日 22時) (レス) id: 987adadeae (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月28日 21時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：平和ボケマンボウ | 作成日時：2021年3月22日 22時
