東京喰種.Hel (ページ8)

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6話ページ8

董香視点

翌日

『また来ちゃいましたー♪』

そう言ってあんていくに現れたのは昨日来た訳の分からない女だった

正直来て欲しくなかったが一応客だ

店長の方を向くと行ってらっしゃいとでもいうように頷いた

関わりたくないがアイツの注文を聞きに行かなきゃ

『ねー、君名前なんて言うの？』

注文を確認してる途中でいきなり名前のことを聞いてきやがった

は、なんで見ず知らずの奴に名前教えなきゃいけねーんだよ。でもここは営業スマイルでなんとかしなきゃ...

｢申し訳ございません、お客様｡当店ではそういった個人情報を流すのは違反ですので｣

テキトウにでっちあげたけどこれでいいはず

『クフフ、面白いでっちあげだね。まぁーいいや』

気付かれてた.........

ホントなんなんだよコイツ、得体がしれないっていうか全部見透かされてる感じがするっていうか｡気持ち悪い感覚になる

｢...では｣

そう言って私はその場を離れた
そういえばアイツからかすかに血の匂いがしたんだけどなんでだ？

｢お待たせしました｣

私はまたアイツが注文したコーヒーをいれて座っている席に訪れた

猫舌なのかフーフーと一所懸命冷ましながらコクリと1口飲むととても幸せそうな顔をしていた

さっきみたいなニヤニヤした顔じゃなくて本当においしいと思って飲んでいる顔だとわかると意外とこういう顔もするんだと驚いた

｢すいません！注文いいですか！俺カプチーノ！お前は？！｣

｢いいよ、まだ残ってるし...｣

大学生らしき人達から注文が来た

｢はーい｣

すぐ行かなきゃ