無愛想な。【沖田総悟】 (ページ16)

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無愛想。14 ページ16

沖田side

Aが真選組となった日、俺はあいつをどうしても受け入れられなかった。

まぁ普通っちゃ普通だろう。

だってAは攘夷志士の指名手配犯として捕まったのにもかかわらず、真選組として向かい入れなきゃならなかったらそりゃそうなるだろう。

けどしばらくするとみんなAを受け入れ始めた。

理由は簡単だ。
Aがいい奴だったからだ。

無愛想でよくわからない奴だが、困ってる人には誰それ構わず手を差し伸べ、とにかく努力を惜しまなかった。
そして、戦場にいた経験があるだけあって、剣術は凄腕の持ち主だったこともあり、1ヶ月で隊長の座にまで登り詰めた。

俺はAを嫌いになるどころかいつのまにか惚れていた。

もしAが俺より年上だったり、年下だったりしたら土方さんみたいに今も憎んでいただろう。
いつから惚れていたとかそんなのは全くわからない。もしかしたら一目惚れしてたのかもしれない。

最初にAを見たとき、あいつは本当に今にも消えてしまいそうだった。
何を考えているかわからないその雰囲気にどうしようもなく惹かれた。
それと同時にこの何を隠してるのかわからねぇ無愛想なツラを崩してやりてェと思った。

その結果Aにはひねくれた野郎と言われたけどまぁそれが俺なのだからむしろ褒め言葉だ。

あいつが怒ったり、顔赤くしたりするのは何回か見たことあるが、笑顔と泣き顔はこの5年間で一度も見たことがなかった。
狂気に満ちた笑顔なら粛清などでよく見なくもないが。
あれは笑顔とは呼べないだろう。

そんな無愛想な女でも、容姿端麗なため周りの視線を集めるし、よくモテる。
真選組の隊士もこいつに惚れてる奴は多いだろう。
まぁ当の本人は全く気付いてないだろうが。

「何ボーッとしてんの、仕事しなさいよ仕事」

「ヘイヘイ」

だから変な虫がつかねェようにしねェとな。

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内容をシリアスな方向に向けていきたいのでタイトル変えました！

何かご指摘などが有ればどんどん言っていただければと思っております！

ちなみにちゃんと恋愛要素も描いていくので今後もよろしくお願いしますm(_ _)m