『ＢＬＥＡＣＨ』とある商店と、平凡な少女。

第四十二斬　来客。 ページ42

翌日。浦原商店に一匹の来客があった。

「ジン太くんちゃんとおそうじしてよう……」
「うるせえ！今の時代男は黙ってサッカーなんだよ！！シュートぁ！！」
ブゥンと勢いよく箒を振り回す。しかし、その振り方は野球のものである。
「もう…………ん？」
呆れた雨の視線の先には、何かの足があった。

「Aサン……起きませんねェ……これじゃとんだ眠り姫ッス」
「左様で……すると、王子様は誰ですかな？」
「お、王子！？うちのAサンにはまだ早いッスよ！」
眠っているAの上で話し合う二人。そして、テッサイの「王子様」発言によって
あわてる浦原は、はたから見れば、そこら辺にいるありふれた父親のようだった。
「テッサイさん……キスケさん……」
雨の声が会話を遮る。


「にゃんこ…………」




「お―――――♪夜一サンじゃないスか！お帰りなさ――い♡」

「何だ？あのネコ一体……？」
幼いころに誰もが経験したであろう「たかいたかーい」をネコにする浦原を見ながら、
ジン太が呆れたように言う。
「夜一さんといいましてな。店長の無二の親友なのですよ」
「へ――――……無二の親友がネコかぁ……なんつーか……ウチらの店長って……
……気の毒。」
すっぱりと言い切るジン太。
「……まあ……そういう見方もできますな」
言われてみれば、とばかりの反応を見せるテッサイだった。

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ラッキーカラー

あずきいろ

今日の斬魄刀は？

瑠璃色孔雀

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