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春休みが始まり、2回目のお泊まりがやってきた。
「ええ！？ラブレター破かれた！？」
「有り得ねーな。」
ショックを受けるエマちゃんとドン引き顔のドラゴンの刺青の弁髪の男の子。龍宮寺堅くん。ドラケンくんというらしい。
なんでも、万次郎くんに聞くところ、この二人、なかなか良い雰囲気なのだとか。
『その、私、地味だし。
あと最近までお兄ちゃんが個性出てなくて無個性って言われてたんだ。酷い話だけど。だから、一緒に冷たい目で見られちゃってて。』
ドラケンくんはふむと考え込んだ。
「アンタはその男しか知らなかったから、そいつのこと好きだっただけなんじゃねーの？」
『え？』
ドラケンくんの予想外の台詞にAはキョトンとする。
「アンタの周りはそいつに怯えていっしょになってアンタらを虐めるような奴とふんぞり返ってるラブレター破っちまうような奴の二択しかなかったわけだ。
そりゃ、怯えてる奴らより強い奴の方がちょっとはマシかもしれねーけど。
どっちもはっきり言ってクソだろ。」
ドラケンくんはそう言って、ゴクリとオレンジジュースを飲んだ。飲み物の趣味は中学生らしい。
「だからさ、これからもっといろんなやつに出会って、人を見る目みたいなの磨いていけばいいんじゃね？
俺の実家さ、ファッションヘルス、要するにそういう店なんだ。だからいろんな人間を見てきた。でも少なくとも嬢に対して乱暴するような男はボーイにつまみ出されるよ。そういう店ですらな。
ま、願わくば俺としてもダチの恋を応援したいから。マイキーを推させてもらうけどな笑
マイキーはさ本当すげぇんだ。仲間思いで、めちゃくちゃ強い。ぶっちゃけそこらのヒーローより。」
真剣な眼差しで優しく話してくれるドラケンくんは年下とは思えないほど大人びていて。わたしは確かにそれもそうだと納得してしまった。
そんな感じのAにエマちゃんはニッコリ笑った。
「あと、Aちゃんさ！もっと自分を出そ！雄英って自由がうりの校風でしょ？
地味っていうけどAちゃんのこと私、とっても可愛いと思う！
おしゃれしてさ、メイクとかもして、制服も着こなして、もっといろんな人と自分とであえばいいじゃん！
今のままじゃもったいないよ！」
そういってエマちゃんはAの手を握った。
「よし！今からダブルデートしよ！！ショッピング！化粧品とか、服とか買いに行こ！！」
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46猫(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！ (5月10日 19時) (
レス) @page19 id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ - あぁ…。神ですか？天使ですか？マジでおもろすぎです！！続きィ！続きが気になりすぎる…。無理せず更新頑張ってください！！！！ (2022年10月30日 18時) (レス) @page24 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - 神いいいいいいいいいいい！！！！！！！！この小説だけで生きてられる！！！！！！！！！幸せ！！！！！！！！！！！！！！ありがとう！！！！！！！！！！！！！！ (2022年10月21日 21時) (レス) @page23 id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
かむかむ(プロフ) - 皆さんコメントありがとうございます。気まぐれ更新なので執筆意欲が湧いたときにザッと書く感じなのですが、なんとか完結まで持ってけるように頑張ります。 (2022年10月16日 0時) (レス) id: 200c6d8890 (このIDを非表示/違反報告)
極ちゃん - 私の好きな作品達っっっっっっっっっ！！！！！！！！！！！！！続き見ます！！！平和軸なのも嬉しいです！！！！！！！たけみっち感謝！！！！！かむかむさんありがとう！！！！！！！！ (2022年8月17日 22時) (レス) @page14 id: eab1618b74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かむかむ | 作成日時：2022年1月28日 3時
