第三十話 京都組＋私と燐* ページ33
「僕と志摩さんは”詠唱騎士”目指すんやよ」
朗らかな笑みを浮かべて子猫ちゃんが言う。
「おお、三人とも詠唱騎士志望なんか」
志摩くんがちゃんと聖書を唱え切ったところは見たことないが、勝呂と子猫ちゃんなら短文から長文までの聖書を唱えられるのを知ってる。
経典暗唱の講義では類稀なる記憶力をもって、ヨハネの福音書だったか？
全20章以上の長い聖文を唱えてるのを聞いたことあるし、きっと良い祓魔師になるぞ。
「ええ。詠唱騎士いうのは聖書や経典やらを唱えて戦う称号です」
子猫ちゃんは詳細な説明を燐にしてあげた。
「坊は詠唱騎士と竜騎士二つも取るて、また気張ってはるけどなー」
「筋肉しっかりついてるみたいだし、勝呂なら取れそうだよねー」
「さすが坊！」
「勝呂や！なん気易く坊いうてん許さへんぞ！」
勝呂はカッと目を開け卓上をドンと叩いた。
「ハハハ！ あー、そーいや奥村先生も二つ取ってたよな」
「確か医工騎士と竜騎士ですよ」
やっぱり子猫ちゃん記憶力いいなぁ。
「ふーん、…あいつスゲーな」
「おまけに天才祓魔師と名高く、階級も中一級とかなり上じゃし、前に学園で見かけたときは女子に群がられてたし色んな意味で凄い人よ」
「クソ！…俺もぜったい、いつか雪男を超えてみせるぜ…！」
燐は宣言した。
「その意気その意気♪ところで、燐は称号何にするの？」
「ああ、そーだった。俺は何にしよーかな…。ドラグーンてなんだ？」
「あﾞーーもう！難儀なヤツやなぁ！竜騎士は銃火器で戦う称号！騎士は刀剣で戦う称号…」
キレながらも丁寧に説明してあげるところ、やはり勝呂はいいヤツだ。
燐は勝呂の剣というワードに反応し、プリントの騎士の字を丸で囲んだ。
「なんやかんや面倒見ええんやからなあ、坊はー」
「やかましい！」
「また照れちゃってー」
「照れとらんわ！」
「そーいやいっつも剣提げてはるね」
「うん」
(今日から勝呂のあだ名はミスター勝呂な)
(普通に勝呂でええわ！)
(AちゃんAちゃん♪俺はあだ名はどう？)
(志摩くんは「助平さん」でいいじゃろ)
(ぶーっ！)
(だァーッ！吹くならよそに顔向けぇ！)
(す、すまん)
(助平さん……)
(日頃の行いが影響してるんやと思いますよ)
(子猫さんヒドイ！)
(HAHAHA☆)
第三十一話 ネイガウス先生*→←第二十九話 マイスター質問*
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猫叉(プロフ) - 空さん» はい(*´ω`)ゞ応援ありがとうございます((o(｡>ω<｡)o)) (2020年6月4日 21時) (
レス) id: 6d40387773 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - 猫叉さん» いえいえ。むしろお節介すみません！これからも応援していますので、頑張ってください！ (2020年6月4日 21時) (レス) id: d888a76c5d (このIDを非表示/違反報告)
猫叉(プロフ) - 空さん» ハッ、ホントだ！！あちゃー(´∩ω∩//｀)早速修正してきます(照)ご指摘ありがとうございました！更新頑張ります♪ (2020年6月4日 20時) (レス) id: 6d40387773 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - いつも更新楽しみに読んでます！ちょっと気になっちゃったので、言わせていただきます。30万の3%は30万×0.03なので、九千円なので、30万9000円の給料になります… (2020年6月4日 20時) (レス) id: d888a76c5d (このIDを非表示/違反報告)
猫叉(プロフ) - そう言って下さると作者のやる気が凄く出ます（笑）閲覧ありがとうございましたっ！例え読んで下さる方が少なくても書き上げてみせます！ (2020年5月29日 21時) (レス) id: 6d40387773 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫叉 | 作成日時：2020年5月26日 8時
