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非平凡35 ページ34

成宮side





あの後、俺は一也のとこに行って今日のことを話した。

そしたら一也がAの過去を話すと言って話し始めた。




御「Aは昔から怒られるのが嫌いだった。




それはみんな同じだと思うんだけどAの場合少し違う。









Aの父さんは優しくてどこにでもいる普通の父さんだった。

でも、母さんは違った。

Aの母さんは自分以外の女が父に近づくと嫉妬し怒りくるってた。





それは娘のAに対してもだ。





幼いAにとっては母さんが恐怖でしかなかったんだ。




だから、毎日俺の家に来て助けを求めて泣いてたんだ。






だから、そのトラウマのせいで今も怒られるのも怒るのも嫌いってわけだ。




わかったか?」









そうだったんだ...。だからあんなに泣きそうにしてたんだ。


俺、惚れさせるどころかますます嫌われてるよ...。









成「どーしよー、一也ぁ!!!」

御「うるせーよ。自分で考えろ。」









むっ...一也のくせに上からだな!









成「俺だって考えてるしー。でもさぁ...やっぱ一也にはいーわないっ!!」

御「はぁ!?意味わかんねーし、つーか帰れよ!!」

成「はいはーい。




...そう言えばさ、Aのお母さんどうなったの?」

御「...んだ。」









成「え...?」

御「死んだんだよ。首つって。」








成「嘘でしょ?ねぇいつ、どうして死んだの!?」









一也は言いずらそうにこう言った...。





御「Aの小学の卒業式の日に子育ては疲れたって死んだんだよ。」




しかも、最後に...





御「アイツの...Aの部屋で首つってよ。」









...ありえない。おかしいよ。









御「ありえねー人なんだよ。あの人は。」









なんだよ...なにそれ。おかしいよ。Aがどんな気持ちかも考えないで。

ありえない。許せない。









成「Aんとこ行ってくる。謝ってくる。

そして...泣かせる。」

御「はぁ!?泣かせるって意味わかんねーんだけど!?


おい、鳴!?」









泣かせてやる。多分、あれから泣いてないんでしょ。

ここまで辛かったよね。ごめんね。わかってあげられなくて。

でも、これからは少しずつでも俺に話してよ。




ううん。俺だけじゃなくて俺らに。





だって、仲間でしょ。チームが違ったって仲間だよ。




だから、待っててね。A。

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ペペロンチーノ←名前変えました - 頑張って下さい!まってまーす! (2015年11月4日 21時) (レス) id: f86f62ad89 (このIDを非表示/違反報告)
コジパン - ありがとうございます*´∀`*更新頑張ってください! (2015年10月26日 7時) (レス) id: f86f62ad89 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ@新旧二遊間Love(プロフ) - コジパンさん» 了解です! (2015年9月27日 18時) (レス) id: 665f2a4ef1 (このIDを非表示/違反報告)
コジパン - 鳴とイチャイチャ、ラブラブさせちゃて下さい! (2015年9月27日 16時) (レス) id: f86f62ad89 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ@新旧二遊間Love(プロフ) - なつきちさん» 頑張ります!! (2015年9月11日 20時) (レス) id: 665f2a4ef1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユノ@新旧二遊間Love | 作成日時:2015年9月7日 23時

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