狂.愛.鎖【おそ松さん】【おそ松】

過去編1 ページ13

私とおそ松は同じクラスだった。






A｢えっと…名前は？｣








おそ松｢俺？俺は長男松野おそ松！！｣








おそ松は鼻を擦りながら得意気に言った。








A｢長男？？弟いるの？｣









おそ松｢おう！！だって六つ子だからな！！｣









A｢へぇー…六つ子｣








おそ松｢お！あんま驚かない人初めてだわ！｣








私はそれどころではなかった。








私は＿＿＿が好きだった。







私と＿＿＿は昔から幼なじみだった。








おそ松｢おーい！｣









A｢え、あ、なに？｣








おそ松｢？どうした？｣









A｢なんでもないよ！｣









私は笑って見せた。









その後の授業は＿＿＿しか見ていなかった。






ボーッと見つめていると







おそ松｢Aってさ…＿＿＿が好きなの？｣









A｢え？いや、べ、別に？｣









おそ松｢ふーん？｣









＿＿＿




ｼﾞﾘｯ



A｢誰だっけ…名前が…思い出せない…｣






何でだろう…彼の事を考えようとすると頭が痛くなる。







顔もその部分だけ切り取られたように映し出される。






名前も…分からない…







好きって事は分かるのに…その他は…思い出せない…

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