８救出 ページ9
『あの額当て、雲隠れの抜け忍か？』
「そうだよ、君ほんとに４歳？よく知ってるね」
まあ、ほんとは18ですから？？
俺とイナセは今洞窟のようなところの前にいる
中には、静かに眠る雲隠れのマークに傷をつけた額当ての男が三人いるようだった。
その奥には、イナセのお兄さんと見られる男の人が寝転がっていた
俺たちは完全に気配を消してそこまで歩いた
イナセのお兄さんは俺たちに気づかずに寝ている
顔面あざだらけで原型がほぼ見えないほどになっていたお兄さんをそっとイナセが抱き上げた
その瞬間、眠っていたはずの三人が目覚ました
「おい、ガキ。二人で乗り込んでくるとは良い度胸してんじゃねえか。」
そういうなり男たちは俺とイナセに飛びかかってきた、イナセは一旦お兄さんを下に降ろし
戦闘態勢に入った。
組手を始めるが、圧倒的な体格差で強かった
俺はクナイでなんとかしのぐがダメだった
４歳の力では何もできはしなかった。
今度は最近覚えたばかりの影分身で一気に飛びかかりなるべく急所を狙った
咽喉、股間、べんけいなどを重点的に叩いた
「くっそっ、このガキちょこまかと！！」
『火遁・鳳仙火』
最近覚えたての火遁で敵に火傷を負わし怯んでいる間にイナセとお兄さんを救出して逃げた
「……兄さん…？」
異変に気付いたのはイナセだった
「兄さん！！、兄さん！！！！起きてよ！！
ねぇ！！うわぁぁぁぁぁぁぁ、」
『…息、してないのか？』
イナセのお兄さんはすでに亡くなっていた。
俺は涙が止まらなかった。兄さんがいる俺にはイナセの気持ちを考えると心が痛んだ。
俺とイナセは、その後無事に木の葉の里に帰り
火影室まで急いだ。
「失礼します。」
「イナセ、お主やはり行ったのか、そんなにボロボロになって。それにお主はフガクの次男坊じゃな」
『俺も勝手ながら付いて行きました。』
「…兄は、、亡くなりました。息をしていません」
イナセは悔しそうに泣きながら火影様に全てを伝えた。
「…そうか、ご苦労じゃったな。お主ら疲れたじゃろうに、ミナセはワシに任せて今日は帰りなさい
葬式はワシがすべて整える」
『失礼します』
泣いているイナセの代わりに俺が返事をした
「…A、ありがとうな。一緒に来てくれて
勇気をくれて。結果はこんなだけど本当に感謝してる。」
その数日後、イナセは兄を助けられなかったことに耐えきれず自害をしたと知らされた。
続け
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日下部(プロフ) - カイトさん» ありがとうございます！地道に頑張ります。 (2020年11月30日 2時) (
レス) id: 20ee57f5bc (このIDを非表示/違反報告)
カイト(プロフ) - 続き面白いです！応援しています！ (2020年11月29日 23時) (レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)
カイト(プロフ) - 続きをかいてください！ (2020年10月10日 21時) (レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)
日下部(プロフ) - 茶々丸さん» 楽しみにして頂いてありがとうございます！とても嬉しいです！！ (2020年8月29日 22時) (レス) id: 20ee57f5bc (このIDを非表示/違反報告)
茶々丸 - この小説めっちゃ好きです！兄弟っていいですね！続き待ってます！！！ (2020年7月26日 9時) (レス) id: e8b7734ba8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日下部 | 作成日時：2019年9月25日 21時
