３２話 バレた ページ34
団子屋に着くと、いつものみたらし団子を注文し
久々に兄弟の時間を過ごした。
うちは事件のことしか頭に無かった俺はサスケとの時間をなおざりにしていた
きっと、それもあるんだろうと思う双子であるのにもう中忍の俺に暗部の兄。
父にも、あまり褒められたことがないサスケ。
『サスケ、最近お前とあんまりこうして話すことなかったなあ。ごめんな？』
「仕方ないさ、A兄さんは中忍なんだし。」
そう言ったサスケは少し泣きそうになっていた。
よくよく見てみれば涙の痕が頬に残っている。
『サスケ、マンション借りて二人で住もっか。前の家だと広すぎるし、嫌だしな』
「でも、お金は？足りるのか。俺はまだアカデミーも出てないんだぞ？」
『大丈夫なんとかなるよ、父さんと母さんが残してくれた分もあるし。大事に使おう』
「俺も、すぐにアカデミーなんか卒業するから」
『おう、頑張れよ』
そう言って俺はサスケの頭をくしゃっと撫でた
少し顔を赤くして嫌がる素振りを見せるが、心なしか嬉しそうだった。
弟が"かわいい"。
「Aくん？？なぁにやってんの？？？」
少し殺気を帯びている聴き慣れた声にゆっくりと後ろを振り向くと案の定
『か、カカシさん。奇遇ですね！！』
「お前、絶対安静だよな？？昨日内臓出血してる子がなに昼間っから団子食べてんの！」
『えへへへ、つい』
「かわいいけど、だめだ」
「...変態」ボソッ
「聞こえてるからね、サスケくん。」
「チッ」
「生意気な奴だな、元気そうで安心したよ」
「あんたに、心配される筋合いはない。」
『こら、カカシさんに失礼だろ。』
「チッ」
「てか、Aは早く良くなるためにさっさと帰んなさい。サスケくんは今日一日俺ん家ね。三代目様がマンションを手配してくれるまでだ」
「げっ」
『サスケ、ありがとうございますだろ』
「…ありがとうございます」
「ん！じゃあAを病院に送ってから帰ろうか」
そして、俺は病院へ返されサスケとカカシさんは何やら言い合いしながらも仲良く帰って行ってしまった。
つづく
続く (更新停止中)
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日下部(プロフ) - カイトさん» ありがとうございます！地道に頑張ります。 (2020年11月30日 2時) (
レス) id: 20ee57f5bc (このIDを非表示/違反報告)
カイト(プロフ) - 続き面白いです！応援しています！ (2020年11月29日 23時) (レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)
カイト(プロフ) - 続きをかいてください！ (2020年10月10日 21時) (レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)
日下部(プロフ) - 茶々丸さん» 楽しみにして頂いてありがとうございます！とても嬉しいです！！ (2020年8月29日 22時) (レス) id: 20ee57f5bc (このIDを非表示/違反報告)
茶々丸 - この小説めっちゃ好きです！兄弟っていいですね！続き待ってます！！！ (2020年7月26日 9時) (レス) id: e8b7734ba8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日下部 | 作成日時：2019年9月25日 21時
