３カカシのおんぶ ページ4
「俺、悲しい顔してるか？」
『してる、俺と一緒だ。俺も悲しいことがあった。』
そう、前世での俺はたて続けに不幸が降り注いでいた最初の不幸は親友の死、次の不幸は第1志望だった高校にすべり落ちたこと
そして最後に、寝ている間にナルト世界に産み落とされたこと
まあ最後の不幸は不幸ではないかもしれないけど
「へえ、何があったんだ？」
『友達がいて、年上の。その人が亡くなった。』
「そうか、俺も同じような事だよ。唯一友と呼べるような、本気でぶつかり合えるような仲間を失った。その友の大切な人も守れなかった。」
カカシさんは悔しそうな哀しそうな表情を浮かべてポツリポツリと話しだした。
『だったら、俺が友達になる。本気でぶつかり合えるような仲間になる。それに俺は絶対にいなくならないよ。なんたって俺はあのうちは一族だからね』
「…似てるんだよなぁ。ありがとねA。
そういやアイツも似たようなこと言ってたな」
そう言いながらカカシさんは俺の頭をくしゃっと撫でた。
「送ってくよ。ほら」
そう言って後ろを向いてかがむカカシさん
これはおんぶしてくれるってことだよね
『いいの？』
「あたりまえだろ、それに今は誰かを甘やかしたい気分なんでね」
俺はカカシさんの背中に勢いよく飛びついた
「飛ばすから捕まってなよ」
屋根と屋根を駆け抜ける、風がとても心地よく
カカシさんの大きな背中が暖かくて
気づけば俺はカカシさんの背中で眠りについていた
「ついたぞ、A。」
「おーーーい！A兄さん！！どこ行ってたの？探してたんだよ」
愛しのサスケの声がする…
「カカシさん、Aを送って下さってありがとうございます重いでしょコイツ、さ、おいでA」
『…んー、カカシしゃんの背中でもうちょっと寝る』
「……最近Aとのコミュニケーションが取れていなかったからか、Aが昔のようにイタチ兄さんイタチ兄さんと呼ばなくなってしまった」
「A、イタチ兄さんが可哀想だから今日のところは帰ろうな？？俺としてはこのまま連れて帰りたいくらいなんだけどな」
カカシさんが説得するので仕方なくイタチ兄さんの方を向きながら抱っこをせがんで見る
『じゃあ、イタチ兄さん抱っこ！』
「お前は、まだまだ甘えん坊さんだな。
まあそこが可愛いとこなんだがな」
「(イタチくんAにメロメロだな)」
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日下部(プロフ) - カイトさん» ありがとうございます！地道に頑張ります。 (2020年11月30日 2時) (
レス) id: 20ee57f5bc (このIDを非表示/違反報告)
カイト(プロフ) - 続き面白いです！応援しています！ (2020年11月29日 23時) (レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)
カイト(プロフ) - 続きをかいてください！ (2020年10月10日 21時) (レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)
日下部(プロフ) - 茶々丸さん» 楽しみにして頂いてありがとうございます！とても嬉しいです！！ (2020年8月29日 22時) (レス) id: 20ee57f5bc (このIDを非表示/違反報告)
茶々丸 - この小説めっちゃ好きです！兄弟っていいですね！続き待ってます！！！ (2020年7月26日 9時) (レス) id: e8b7734ba8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日下部 | 作成日時：2019年9月25日 21時
