２７話 抱擁 ページ29
イルカside
上からのお達しで、Aを今年でアカデミーから卒業させることに決定した。
たしかに、周りとは遥かに成長した精神に鍛え上げられた術の精度、そしてチャクラコントロール
そのどれにおいても、俺の今まで見てきた生徒の中で右に出るものはいない。
だが、何かすごく嫌な予感がした。
だが、俺の一存で決めたことを取り下げることなんてできない。
「A、短い間だったが、お前ほど優秀な生徒は見たことがない。前言ってたアレだが。当たり前だ。俺の仕事は生徒を信じることだ！！悩みがあったらいつでも来いよ。」
『イルカ先生、ありがとう。俺頑張る』
そう言って笑う、この小さな少年は一体何を背負っているのか、いつか居なくなってしまうような妙な嫌な感覚がしてならない
気づくと俺はAを抱きしめていた。
『イルカせんせ？』
「餞別だ、受け取っておきなさい」
『ぶふっ、これが？？一楽のラーメンがいいよ』
「今度連れてってやるよ」
『絶対だよ！』
「イルカ先生男同士で何してるんですか。」
『見て分からないからネジ！男の抱擁だ！！』
ネジに見られてたか、恥ずかしい！
『ネジ、お前さては、羨ましいんだな。俺と離れるのが寂しくて』
「そ、そそんなわけないだろう！！」
「はは、ネジもくるか？」
そう言うと、ネジは何も言わずに近づいてきてAに抱きついた。
クールなネジが、変わった、というか変えられたんだな。年相応だ。
「A、お前は俺のライバルでありもっとも親しい友だ！すぐに追いついてやるからな！！」
『ああ、待ってるよ、ネジ』
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日下部(プロフ) - カイトさん» ありがとうございます！地道に頑張ります。 (2020年11月30日 2時) (
レス) id: 20ee57f5bc (このIDを非表示/違反報告)
カイト(プロフ) - 続き面白いです！応援しています！ (2020年11月29日 23時) (レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)
カイト(プロフ) - 続きをかいてください！ (2020年10月10日 21時) (レス) id: dc7be63a62 (このIDを非表示/違反報告)
日下部(プロフ) - 茶々丸さん» 楽しみにして頂いてありがとうございます！とても嬉しいです！！ (2020年8月29日 22時) (レス) id: 20ee57f5bc (このIDを非表示/違反報告)
茶々丸 - この小説めっちゃ好きです！兄弟っていいですね！続き待ってます！！！ (2020年7月26日 9時) (レス) id: e8b7734ba8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日下部 | 作成日時：2019年9月25日 21時
