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「……失望した?」




「?、どうして」




「だって凄くプライベートな私見せたから…少し反省してる」



「別に絶望してねえし、むしろAさんの事知れて良かったよ」



「…………変わってるね、零くん」



普通面倒臭いって思うだろうに、本当に変わってる。



「だから俺に気を使わなくてもいい。嫌ならしなければいい、やって欲しいなら俺に言ってくれれば何でもやる」



「それは嫌だよ、私大人なんだから、弱音を吐いて愚痴って、頼るのは家族と友人だけって決めてるの」



「………………これ程自分の年齢と立場を呪った事ね〜わ
俺は、あんたと……Aさんと対等な関係にはなれねえの?」


零くんは私の手をギュッと握りしめ、こちらを振り返った。その表情は少し悲しそうで……
こちらまで悲しくなってしまいそうになる。


……でも



「でも、」



「……?」




「受け入れてくれて、ありがとう」

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作者名:X | 作成日時:2023年5月5日 21時

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