26days ページ28
フィーネside
カノンと別れた後、私は3番道路に向かっていた。
「…もっと早く歩けないかなあ」
初めてのジム戦を前にして、私は焦り初めていた。
少女がローラースケートで私を追い越していく。
「いいなあ、ローラースケート…」
ポソリ、と呟く。
すると、さっき私を追い越していった少女が、くるっと方向転換してこちらに向かってきた。
「ねえっ、じゃあ私と勝負しよう！それで勝ったらローラースケートあげる！」
目を輝かせて、少女は言う。
「え、い、いいの？」
「勝ったら、だけどね？」
ニヤッと笑ってモンスターボールを私の前に突き出す。
「…うん。やってみる！」
*
「負けた！完敗だよー！」
ローラースケートの少女…リンコちゃんは、悔しそうに私を見つめる。
「えへへ…」
「じゃ、約束通りローラースケートあげるね！」
ローラースケートを見て、ハッと我に帰る。
私、急いでたんだった…！！
「ありがとっ！いいトレーニングになった！」
「？？…うん！」
さっきリンコちゃんに貰ったローラースケートで、3番道路へかけ出す。
…はずだった。
「へぐっ」
こけた。←
「いててて…」
それでもめげずに再挑戦して、3番道路までなんとかたどりついた。
「さてと、どのポケモンと戦おうかな…」
草むらを進んでいると、青いポケモンが目の前に飛び出してきた。
丸い形で、大きな尻尾。これはまさしく…
「…ルリリだっ！！」
なんて可愛いポケモンなんだろう。
なんとしても仲間入りさせたい…！
「お願いっ、フウ！」
やる気満々のフウがボールから出てくる。
「フウ、体当たり！」
ポケモンセンターのお姉さんに技や性格などは聞いてきたので、今度はスムーズに指示できる。
フウの攻撃が決まろうとした瞬間、ルリリはころがるで跳ね返した。
当然、フウは跳ね飛ばされる。
「フウ！」
ころがるは、炎タイプのフウに効果抜群だった。
手加減はいらない、そう感じてもう一つのボールに手をかけた。
…こんなに強いところを見たら、余計に欲しくなるじゃん。
「フウ、ありがとう。行っておいで、イブ！そして鳴き声！」
間髪入れずに指示をする。
ルリリは、相手のポケモンがいきなり変わったこともあり、混乱しているようだ。
「今のうちにいくよ！！」
文字数…
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玲音 - 作者の一人です。ありがとうございます！更新止まっちゃってますが、これからもどうぞよろしくお願いします！ (2014年12月20日 9時) (
レス) id: 33543ed0e9 (このIDを非表示/違反報告)
ブラック(プロフ) - 面白かったです！ポケモンで初めてお気に入りにしましたww (2014年12月20日 9時) (レス) id: ab35f25391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：六芒星玲音、Momiji x他1人 | 作成日時：2014年11月17日 21時
