【あんスタ】男装女子の本音【月永レオ】 (ページ10)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:8,143 hit

【特別編】もっと可愛く…/貴方side ページ10

「はあ～！？踊れない！？」

レッスンルームは特徴的な声が響いてはよく俺の耳にも透き通った。
俺はあれから考えてはある決断を下した。
その時に伏見と会った時、凄い顔をしていたのを今でも忘れない。脳裏に焼き付いて、あんな顔をさせた自分が憎いとしか言いようがなかった。
俺が不甲斐ないせいで一度は一緒に踊った仲間だ。ずっと俺を呼びかけていたのは伏見なんだと思うと胸が締め付けられて、今すぐでも死んでしまいたいと思った。

「踊らない(・・・・)の方が合ってるかも」

「という事は…、陸、あの時の配置でやるって事だよね？」

「ん～、難しいと思いますよ、あの配置は元々はソレ用の為に作ったステージ…、ショコラフェスとなるとファンサ重視ですからねえ」

「申し訳ございません、あの時私が止めていれば、と。この様な結果にもならなかったのに…」

「いやいや、俺が悪いからいいよって……、それに伏見、姫を待たせてまで俺に付き添ってたんだろ？あん時、送るやらなんやら色々してたけど一度学院に帰ってるの見たって教えてくれた奴がいてさ、、俺は情けないよ、ずっとあれからお前の顔が焼き付いててそんな顔をさせてしまったのを後悔してる」

「陸、後悔してるなら嘆くんじゃなくてライブで見せてくれないかい？その後悔を♪」

天使は微笑んだ。
又、悪魔の囁きをしては人形の心を動かしたのだ。
それが今回のライブの始まりだったのだ。
嘆き悲しむのはもうやめようそう思ったのもその時からだったかもしれない。
その後からだった、行動に動いたのは
いつもは使わない頭をフル回転させて、どうすればショコラフェスを踊らずに出れるか、ファンサと踊り、ただ立っていると言っても痛みで歌えない場合、と、ずっといろんな対策を練った
松葉杖を使ってじゃなきゃ動けないけど…一体どうすれば！！

日々樹「人形さんって意外と身長小さいんですねえ☆この日々樹渉、チマッとしてる人形さんに少し愛嬌が湧いてしまいますよ～♪」

「誰がチビだと、ンゴラッ！！……！！」

姫宮「陽炎センパイ？なんか思いついたの？」

こちらを覗き見る姫宮をガン見した。
あれ。あまり身長変わんねえなあ…、2㎝上だった気がするんだけど…
そう思いながら右足重心に立ち上がれば…あらまあ、あんまり変わんない。
身長近いんだ。成長期の男の子って凄いな…
それよりも姫宮ってこんなにデカイやつから高みの見物されてたんだなという共感を感じてしまった。