俺らのプロデューサーの対応事情【あんスタ】【A3!】

塩と砂糖が六粒 ページ6

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「あれ、先生はいないのか」
保健室に来る途中誰ともすれちがわなかった為、何も言われずに来れた私は保健室に誰もいないことを確認して首をかしげた

先生に言ってから寝る予定だったので少々困ってしまう
それでも、本来許可なく入ってもいいのかは分からないが早く休みたいと思うので入ることに

ゆっくり、気のせいか他よりも白い扉を開ける
すると最初に感じたのはツン、とした鼻の奥で存在主張する病院特有の匂い
思わず顔を歪めるも、その中に甘い香りも漂ってることに気付き少し辺りを見渡してみる

中にはカーテンの閉められたベッドと開いているベッドが一つずつと業務用の机などが置いてあり、甘い香りは机の上のクッキーだと判断

先生は直ぐに戻ってくるよね、と思った私は扉を閉めてから空いているベッドへと向かう


「うわ、固い…」
いつも寝てるのがふわふわなのか、それともこのベッドが固すぎるのかは分からないが、とにかく寝心地が悪いのは確かだった


「東さんが居れば寝れるのに
今日は一緒に寝てもらおうかなあ…」
一緒に寝るのは久しぶりだからなんだか緊張しちゃうな
ついでに少し愚痴も聞いて貰えるかな、迷惑かな

そんなことを考えながら目を瞑っているとだんだん眠くなって来る
今私が何を考えていたかはもう思い出せないところで、頭に暖かい何かが触れる

誰かいるんだ、となんとなく思った私は家族に向けるようなことをその人にしたかもしれない
まあいいか、もうねよ、う……

「＿＿＿＿＿」
う、ん。おやすみ………

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