彼女？いやいや、ただの＿＿ですからw 【ｶﾉ】

第68話だよお姉ちゃん！ by ヒヨリ ページ28

『ふぁぁ…眠い…』


午前9時。

今日はいつもより遅い起床。


「あ、Aか…おはよう」

『あ…うん…おはようキド…ふぁぁ…』

「寝不足か？」

『ん〜…まぁね…』


あくびをしながらソファに座った。

向かいには珍しく家に帰ってるセト


『おはよう、セト…』

「あ、おはようっす！」

『ん…』


なんかこの爽やかな笑みを見ると眠気も

ぶっ飛ぶ…………気だけする。

実際はもう倒れそうなほど眠い。


結局、あの後は３時頃に就寝。

まだ６時間ほどしか寝ていない。

堕天使だった頃は寝なくても大丈夫だったけど

人間になった今はちゃんと

規則正しく生活してる私にとって

６時間しか睡眠出来てないのは地獄だ。


「大丈夫っすか？」


心配そうにこちらに来て顔色を伺うセト。

いつもなら顔が近いって怒るけど今はそんなことどうだっていい。


『セト……ちょっと頼み…が…』

「ん？なんすか？」

『膝枕して…』

「えっ…////」


私の発言に顔を真っ赤にしたセト


『だって……もう…眠い…ぃ…』

「えっ、ちょっ…//」


生憎だが、私はカノの様にソファで爆睡出来る

スキルは持ち合わせてない。

確実にソファの肘置きみたいな所に頭を乗っけて寝たら後が大変だ。

首が動かせなくなるのは避けたい。

自室に帰って寝ればいいと思うが

こんな眠さの中じゃもう立つことも無理。



『ねぇ…セト…駄目……？』

「い、いいっすよ！//」

『あ…りがとう…じゃあ、失礼して…』


セトの膝に頭を乗っけた。

あー…気持ちいい……ジャストだよ。←


『セ…トの膝枕いい…かも…』

「っ…!?//」

『すぅ……すぅ…』


セトside


「どんな寝言っすか……(笑)」



俺の膝本で寝ているAの髪を

指でするすると弄ぶ。



「無防備っすね〜………」



ま、そんなとこが可愛いんすけど。

君といると懐かしい感じがする。

なんだか、会ったのが初めてじゃないような…

何処かで会ってるような………そんな感じが

気のせい・・・かな？




『ん・・・・』

「もう…可愛いすぎっす…」




本当に無防備。

でも、あんまり無防備すぎると………






「・・・食べちゃうっすよ？」



Aの額にキスをした。



「ばーか・・・」

『んん……」









『＿＿＿＿＿＿セト……』

「っ……!?」





あれ＿＿＿＿＿なんすかこの感じ…



「痛っ…………!!!」



突如、激しい頭痛。






・




・






・




「・・・・・・・・ははっ…」

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カノくん愛してr‥‥げふんげふん。

「愛してる。だから僕と一緒に…死んで？」

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