彼女？いやいや、ただの＿＿ですからw 【ｶﾉ】 (ページ14)

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第54話っす！あ、マリー！ by セトページ14

『はぁ………疲れた…』

あの後、また二回ほどカヅキが逆ナンされ、

デパートについて服を買って

今はデパート内のカフェでお茶している。

「…こんくらいで疲れるか？」

『お前は振り回し過ぎだ……』

カヅキは昔から服には五月蝿くて、

自分が本当に気に入った服しか着ない。

だから、色んな所に振り回された。

「ふーん…まぁ、付き合ってもらった礼としてこの最上階の遊園地にでも連れてってやるから。それで機嫌直せよ。」

『遊園地っ！！』

「そ。」

『やったぁ♪遊園地行ったことないから一回行きたかったんだよね～じゃあ、早く行こっ！』

「はいはい。じゃあ、行くか。」

『うんっ！！』

「…ガキw 」

～in遊園地

『わぁ～!!すごっ、いろんな乗り物があるっ！』

「まぁ、遊園地だからな」

『カヅキなんか冷めてる～楽しくないの？遊園地。』

「お前見てる方が面白い…ww」

『なっ…///』

「なんてな。ほら、行くぞ～」

『待ってよ～』

「で、どれに乗りたいわけ？」

『えっとね～!!』

「あっ、これ乗ろうっすよ！！」

「いいね～ww 」

「おい、お前ら……」

え・・・・・・

『っ!?』

「アイツら・・・・」

『……行こう、カヅキ。』

「え…でも…おいっ…」

『いいんだっt…』

「あれ！？Aちゃんじゃない！？」

「A？誰っすか？」

『・・・・・あ・・・』

コッチ来る・・・・

逃げてもおかしい…よね。

「あ、やっぱりAちゃんだww」

『あ、カノ君…』

「Aちゃんも遊園地に遊びにきたの？ww」

『あ・・うん！そうそうw コイツと一緒に！』

私はカヅキを指差した。

カヅキは指差すなよって顔したけど…

今はそんなこと気にしてられない。

カノはカヅキを見て、少しビックリした顔で

「へ？あ・・」

「・・・・・ども。」

無愛想だなぁ……なんて思った。

「あ、どうもww あ、Aちゃん！良かったら一緒に回らない！？」

『え・・・・』

「別にいいんじゃねーの？」

『なっ、カヅキっ！？』

カヅキなんでそんなこと言うの！？

「そっかww みんなも良いよね？ww 」

「まぁ、いいんじゃないか？」

「俺もいいっすよ！」

「俺はどっちでも・・・」

「私もいい思う…」

「じゃ、決まりだねww 」

『え、あ・・・ちょっ』

もう、カヅキのバカ！

思いっきり睨んでやろうとカヅキの方を向いたら

「・・そんな顔すんなって…大丈夫。俺がいるから。」

なんて。