彼女？いやいや、ただの＿＿ですからw 【ｶﾉ】

第53話だ。 by キド ページ13

翌日、晴天なり。


『おーおー！いい天気だね〜♪』

「暑ちぃ……ナニコレ、気温狂ってんじゃねぇの…？」

『狂っとるわけないであろう。』


暑さで頭がイカれたか。


『…今日はどこ行くの？』

「デパート。最近出来た、この辺で最大級の。」

『ほぅ…てか、よく知ってるね。』

「昨日、インターネットで調べた。」

『お前……もう色々と使いこなしてるな…』


昨日までは、メールの打ち方すら

分かんなかったくせに……

てゆーかさ、


『さっきから人々の視線が痛いのは気のせい？』

「気のせいだ。自意識過剰か。」

『お前……その毒舌直したらどうだ。』

「お前はそのバカみたいな思考直した方が良いと思うぜ？」


ニコォっとウザいくらいの笑みで返してくる。

・・・・カヅキには敵いそうにない。

つか、やっぱりさ！！


『気のせいじゃないって！見てるってみんな！』

「は？お前のことなんか見てる奴いるわk …」

『私じゃなくてカヅキを！！』

「はぁ？それの方がもっとありえねぇs…」

「あの、すみません！」

『「え？」』

「アナタ、カッコいいですね！あの、これから私達とお茶に行きませんか！？」

「なっ…!?」

『そら見ろ。』


ほぅ…これが世に言う、逆ナンですかぁ…ww

カヅキ焦ってる焦ってるww

ヤバい・・・ツボりそう…ww


「おい、見てないで助けろ」

『カヅキ君モテますね…ww ﾌﾟｯ…ww 』

「っ〜…お前なぁっ…」

「ねぇ、行きましょうよ！」


嗚呼、最高だww

なんて思ってたら

急に視界がぐるっと回って

腕はぐいっと引かれて

気が付いたら真っ暗な視界。

あまりにも突拍子な状況を理解出来ずにいると


「ごめんけど…俺、今…彼女とデート中だから。」


なんて、カヅキの声が上から。


「あ、すみません！じゃあ……」


逆ナン女子は去っていった。


「行ったか………」

『ちょ、離せ！！』

「あ？あぁ、すまん。」

『さっきのは何！？私はいつからお前の彼女になった！？』

「だって、あれが一番追い払いやすかったから………」

『だからって！！…「あぁ！」…』

「…悪かったよ……//ごめん。・・・ほら、行くぞ。」


・・・・・・・。


まぁ、許してやるか。


可愛かったし。


それにしても＿＿＿＿＿＿＿＿



『カヅキってこんなカッコ良かったか？』

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カノくん愛してr‥‥げふんげふん。

「愛してる。だから僕と一緒に…死んで？」

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