第35話 ページ36
貴「本城さん....容赦無いね。」
少し前を歩く彼女の顔は見えない。
それでも怒りに満ちている表情をしているのだと私には分かった。
それは隣を歩く彼にも伝わった様で
緊張感が漂っていた。
実際に初めて見た本城さんの
やり方に昔の事を少し思い出した。
でも怖くなかったのは、それはもう昔の私では無くなったからだろう。
朔夜君にとっては初めて。
本城さんに恐怖を抱くのも仕方の無い
事なんじゃないかと思う。
奏「あたしのテリトリーを荒したアイツらが悪いんだよ。ちゃんと警告してやってたのにねェ〜。」
御機嫌斜めの彼女は体育館の重たい扉を
開けるなり笑ってみせた。
何事も無かったかのように。
昼「もぅ....奏遅いよ!!」
尋「奏のせいで私達までやらなきゃだったじゃん!!」
プンスコ怒っている双子に本城さんは
自然体で輪の中に入っていった。
こういう所はヒトミそっくりだなぁ。
その無駄な演技力は何力デスか?!
何処で身につけたんだろうね....。
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水素(プロフ) - 毎回、楽しんで読ませていただいてます!質問なのですが、高尾兄や灰崎以外にも伊月とかも、霧崎第一にいるってことになっているんでしょうか。それどけ、ご説明よろしくお願いします。更新これからも、頑張ってください! (2017年5月26日 17時) (レス) id: 13d0baa70d (このIDを非表示/違反報告)
珊瑚 - 全シリーズ読みました!どれもこれもすっごくスカッとします!ここからどんな快進撃があるのか楽しみにしています!頑張ってください! (2017年5月12日 18時) (レス) id: 5780d9b299 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - 資格取るんですかー?まぁ応援して上げないこともないですよー更新は気長に待ってあげるのでー続き頑張ってくださーい (2017年4月28日 23時) (レス) id: ec2c624665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唄詠 | 作成日時:2017年4月16日 20時