5話 ページ7
『なんでここにいるの･･･？』
驚いた表情で見つめればユナは私に手を振った。あの時とそっくりな笑顔で。あの最後の時もユナはこうやって笑っていた。
「ユ･･･ナ･･･どうして･･･」
ぼうっと彼女の歌ってる姿を見てる間にも、カガチザサムライロードは無防備な私に突進してくる。私はそれに気づくや否や武器を背中側に回して攻撃を受け流し、腕に向かって振りかぶり･･･叩きおろす。
しばらく向こうと同じくように戦ってたらいきなり黒髪の少年が飛び出した。向こうと瓜二つなのでよくわかる。"kirito"だ、向こうの世界･･･ソードアート・オンラインを終わらせた黒の剣士。しかし当然ながら仮想世界と現実世界は違う。ソードスキルもなければ馬鹿みたいに積み重ねてきたレベルも体力や筋力もない。
彼は走り出すが段差につまづいて思い切り転けた。
『ぷふっ･･･』
軽く吹き出すと"Asuna"が訝しげな目でこちらを見てきたが直ぐにキリトの元へ走り合流して逃げる。そしてそのカガチザサムライロードと二人の間に入る1つの影。トラのようなアバターがバズーカを1発打つもカガチザサムライロードは見事に避けて弾丸はユナに。
『ユナ！！！！！』
駆け出して、淡ゆくば受け止めようとするも到底追いつかず誰もが直撃を覚悟したその時、紫色の装備の青年が弾丸を剣で受けた。その顔を見た途端私の中に懐かしい感情が呼び起こされる。彼は私を見ても動じず冷徹な眼差しをこちらにむける。
『ノーチラス･･･！！！』
喜びのあまり駆け出し、向こうも駆けてきた。てっきり私のことは覚えてないかと思ったが･･･胸が暖かい気持ちでいっぱいになった。しかしすぐそばに来るやいなや彼は私に剣を向けてきた。
「ごめんなさい･･･ロッビア･･･お前も礎となってもらう！！」
私は慌てて武器で攻撃を受け流すもその筋力は生身の人間とは思えず、私は押される。咄嗟に離れて大剣を構えればちょうど彼が剣を振り下ろしたタイミングで鍔迫り合いとなった。
しばらくそのままの状態で睨み合い、解放されたのはカガチザサムライロードが倒されてからだった。
今日の戦闘でNo1になったのはアスナだった。
頭の上で表示されてるランキングが上がる音がした。
すると突如、耳元に入ってきた会話。
「ねぇ、キリトくん･･･攻略組にrobbiaっていたよね･･･？」
「？あぁ･･･たしか･･･中華っぽい大剣の･･･。」
その声も気づくことなく私は呆然とそこに立っていた。
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全自動駄作製作機(プロフ) - 、さん» 忘れてました！ありがとうございます！ (2018年9月2日 22時) (
レス) id: 4725498c9f (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう違反行為です。ルールをちゃんと守りましょう (2018年8月22日 19時) (レス) id: f26f3adf4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ｄｅａｒ. Ｍｕｓｉｃ『＠』. 別アカ：全自動駄作製作機 | 作成日時：2018年8月22日 18時
