7 ランニングマシーン ページ7
その後、櫻井さんの期待に応えたいと、ともすると陰に篭りがちな思考を奮い立たせて何とか仕事を頑張っていたら、大野さんの席から、櫻井さんのにわとりみたいな悲鳴が上がって驚いた。
首を伸ばして見たら、櫻井さんが大野さんに頭を下げて何かを謝っていた。
仲のいい二人。入社は大野さんの方が一年早いけど、大野さんは自分の作品のプロデュースを完全に櫻井さんを信頼して任せているし、櫻井さんは社内で断トツに豊かな発想をする大野さんの才能を信望していて、羨ましい間柄だった。
頭を下げているけど、きっとたいしたことじゃないだろう。なんか二人とも笑ってるし。
恋人になれないなら、櫻井さんみたいな立場になりたかったなぁ･････。
そっか･････。
大野さん、恋人いるのかぁ･･････。
その日の夜、仕事を終えた私はまっすぐ家に帰る気になれなくて、フィットネスルームに立ち寄って、ひたすらランニングマシーンで汗を流した。
｢お？ Aちゃんやん！｣
振り返ったら、うちの営業の精鋭部隊、丸山さんと横山さんと生田さんが笑顔で立っていた。
｢お疲れ様ですっ！｣
走っているから早口になっちゃう。
マシンを止めようとしたら、丸山さんが走ってていいよって言ってくれた。
横山さんが私を見て呆れたように言った。
｢汗だくやん！ 自分必死やな!?｣
大野さんのことを忘れたくて、とは言えない。
生田さんが言った。
｢若者は時に走りたくなるものなんだよ｣
｢斗真さすがやな!? わかるん!? 若者の気持ちがわかるん!? 男前やなぁ〜｣
横山さんってば感心してるけど、確か年齢は27歳で、私と三つしか違わないよね？ どうしておじさん風になってるの？
すると丸山さんが負けじと言った。
｢僕かてAちゃんの気持ち分かるで？ なんせ一緒にツイスターゲームした仲やからな。もう通じ合ってると言っても過言やない｣
生田さんが痛々しい顔をした。
｢馬鹿じゃね？ その件持ち出したらおまえまた怒られるぞ。あん時目茶苦茶不機嫌になられたの忘れたの？ 機嫌直すのにどんだけ大変だったか｣
横山さんも笑いながら頷いた。
｢そうそう、喜んでたんはおまえとお姉様方と上層部だけやからね｣
丸山さんが半泣きになって訴えた。
｢そんなん俺知らんかってんも〜ん！ 知ってたら絶対しいひんかったもん！ 不可抗力や！｣
･･････何の話？
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ao(プロフ) - ひつじーさん» ひつじー様こんにちは。萌えていただけて良かったですー。あの手で引っ張られたら、どこにだって行きますよね!? また遊びにきてくださいねー。お待ちしています！ (2019年4月10日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - 蜂須賀さん» 蜂須賀様こんにちは！最高の褒め言葉をありがとうございます！全部、私が意識して心掛けている事柄をどんぴしゃで褒めていただいて、最高に嬉しいです。毎日更新と話数、重要ですよね!?まぁ無理な時もありますが(笑)。今後もよろしくお願いします。 (2019年4月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» kei様こんにちは。私もリーマン智君大好物ですー。服装は設定してませんので、スーツでもカジュアルでも、ご想像くださいね。また遊びにきてくださいねー。待ってます！ (2019年4月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ひつじー(プロフ) - 萌えてます〜ドキドキしてます〜手！あの手で私も引っ張られたいです！！(^ω^) (2019年4月10日 4時) (レス) id: 38fc399fe7 (このIDを非表示/違反報告)
蜂須賀(プロフ) - はじめまして。毎朝ムズキュンさせてもらってます。話も好きだし、毎日更新かつ話数も多く、今一番好きな作者さんです！これからも楽しみにしています (^^) (2019年4月9日 17時) (レス) id: 3645ec60b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年4月5日 6時
