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煽るなアホ ページ4

「父親でさえ俺たちを見分けられなかったんだ。それを2日でなんて、出来るはずないでしょ」


「え、だってあんずさん・・・」


「あの人は特別なんだよ」


「あんずさんと自分が同レベルだとでも思ってるの?」


おうおう、散々な言いようだな。


いい加減キレそう。沸点も融点も高い私がキレるなんてそうないわよ。


「じゃあどうすればいいわけ?あのさ、言ってることめちゃくちゃなの自覚してる?」


「どうすれば?あは、何も出来ないでしょ?」


カーーーーーーーッ。腹立つわ〜〜〜〜〜。


つまり言いたいことはただ一つ、私は役立たずだってことだけでしょ?


だから私が何言ったって響かないんでしょ?


じゃあ何したって無駄じゃないか。精神がゴリゴリ削られるだけ。


「言いたいことそれだけなんだったら、私別のとこ行くけど」


私が出ていこうとすると、すかさず2人が声を上げた。


「逃げるんだ」


「ずるぅい。いっつもそう、逃げてばっかり」


絶対言うと思った〜〜。


その通り、私は逃げてばっかだけど。


6年前も、中1の時も、そしてついこの前だって、逃げなきゃ生きていられなかった。


逃げて何が悪い。逃げるのも1つの自衛だ。


自分の身を自分で守って何が悪い?


そう、私は心身ともに強くなると決めたのだ。こんなおかしな状況になんか屈しないのだ。ボコボコにしてやるのだ。


「そのうち役立たずなんて不名誉な称号は卒業してやる」


もう一度出ていこうとドアに向かう。


今度は声は飛んでこなかった。


わざと音を立てて、ドアを閉めた。









「・・・帰しちゃってよかったの、アニキ?」


「ゆうたくんはどう思う?俺は微妙かなぁ」


「さあね。ま、ギリギリオッケーってことで」


「怒られちゃうかもね、先輩に」


「知らないよ。Aちゃんが悪いんだ」

不思議っ子→←勘弁してよ



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クラゲ(プロフ) - めっちゃ面白いです!続き楽しみにしてます! (2022年4月10日 15時) (レス) @page17 id: 3ba0a6e972 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 続き楽しみに待ってます (2021年8月29日 19時) (レス) id: 2149cb42f2 (このIDを非表示/違反報告)
小林(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます〜!ですです!偶然にもどっちもswitchでしたね今気づきました( ) いつになるか分かりませんが気長にお待ちいただければ幸いです〜〜 (2020年5月1日 18時) (レス) id: 7024b5686c (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 夢主ちゃんはつむぎに、あんずちゃんは夏目にってことですね...?学園内で何が怒ってるんでしょう(;−ω−)続き待ってます (2020年4月26日 14時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
小林(プロフ) - 碧月蒼さん» うわ〜〜〜んありがとうございます……正直このまま放置って考えてたんですけどそうやって言ってくれる方がいる限りできませんね……が 頑張ります… (2020年4月1日 18時) (レス) id: 7024b5686c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月野 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年3月29日 20時

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