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「隊長!ここはひとまず俺たちに任せて、必殺技の準備をお願いするっス!」
「ああ!そうだな!俺たちと力を合わせて戦ってくれる子は手をあげてくれ!!」
瑠衣「はいっ!はいはいはいはいっ!!俺!俺行く!!!!!」
すげえ、必死だなおい。
私が呼ぶ時もそれぐらい良い返事をしてくれ。
会場にいる子供たちも俺が俺が!と言わんばかりに必死にアピールしている。
これは……ちょっぴり厳しいんじゃないかな〜〜。
「みんなありがとう!じゃあ、そこの赤いキャップを被った男の子!こっちに来てくれ!!」
瑠衣「えっ…!ええ!俺…!?」
「ああ、そうだ!こっちの階段の方へ!」
「おおっ…!良かったね瑠衣!行っておいで!」
何故か下を俯いて動かない瑠衣。
すると上目遣いでこう言うのだ。
瑠衣「あの、お姉ちゃんも…ついて着てくんない?なんか…恥ずかしい//」
えええええええ。
あんな必死こいてアピールしてたくせに!?
もー、ならば何故手をあげたー。
「お姉さんもぜひこちらに!」
赤いお兄さんにも気を遣わせて申し訳ない…。
「すみません…ほら、瑠衣行くよ!」
仕方なく仕方なくと分かってはいるものの、
いざ大勢の人前で舞台に上がるのは恥ずかしい…。
ああ、早く!早くここから抜け出したい…!
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作者名:あねもね | 作成日時:2020年8月24日 14時