31話 ページ32
事件も一段落ついたところだし、今度こそ本来の目的に集中しようと思い、町の人に図書館の場所を聞いた。
一応何台かパソコンがあって作業も終わり、あとはもう待つしかない。
｢お兄ちゃん、何してるのかな｣
今頃アンデッドと戦っているのだろうか。
それともみんなでご飯を食べているか。
｢お腹空いたぁ…｣
今朝は蝉一匹しか獲れなかった。
生だとやっぱり美味しくないし、何よりお腹に溜まらない。
映司さんに図書館に行くと言うと、危ないから閉館するまでそこにいてと言われてしまった。
世話好きというか、お人好しというか。
昨日はあんまり寝れなかったから、机の上でぐっすり眠ろう。
私は文字の読み書きがまだ少し危うい。本を読むぐらいはできるが、疲れる。
私は確実に図書館の使い方を間違っていると思う。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊
｢…ふわぁ｣
起きてみると、外は少し暗くなっていた。
時計を見るともう午後5時。
確か閉館は午後7時のはずだから、まだ時間がある。
鴻上会長さんのことでも調べてみようか。
あと"仮面ライダー"のことも。
都市伝説のようなものとして噂されているが、公の場では報道されない。
アンデッドやライダーが人知をあまりにも越えているからでないかと私は思っている。
誰が言ったか、人は訳のわからないものはなかったことにするというようなことを言っていた。
｢…眠い｣
パソコンを打つのには慣れている。
｢BOARD｣でどうしてもと言って、お手伝いをさせてもらっていた。
だから機械関係も栞さんには劣るけど少しなら。
まず最初にライダーのことを調べてみた。
特に今までと変わった様子もない。
ならば鴻上会長さんはどうやって調べたのだろうか。
次に鴻上ファウンデーションについて調べてみると、かなり大きい組織であることがわかった。
これなら秘密裏にお兄ちゃん達のことを調べることもできるかもしれない。
橘さんや伊坂のことでドタバタしていたから、尚更のこと。
そうしているうちに気がつけば7時になっていて、この町に来てようやく有意義な時間を過ごすことができた。
映司さんとアンクはそのとき大量のヤミーに苦労していたとか。
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ゆきみだいふく - ザヨコー (2018年5月24日 20時) (
レス) id: 45dbd6a8fa (このIDを非表示/違反報告)
デリート(プロフ) - 藍澤 水希さん» ありがとうございます。自分でも一期と二期、しかも小説まで混ぜるという無茶苦茶の意味がわからなくなってきていたので、喜んでいただけたのなら安心しました。 (2018年2月12日 23時) (レス) id: 4a5d5c82f4 (このIDを非表示/違反報告)
藍澤 水希(プロフ) - 剣もオーズもすごく好きなので私に凄く嬉しい作品でした……！！書き方もお上手ですし、小説版の話を入れているのもとても良いと思います！更新頑張ってください！ (2018年2月12日 23時) (レス) id: 7b0e10bb72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：デリート | 作成日時：2018年1月31日 22時
