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僕司君を救い隊!8 ページ9

抱きつかれた、そう認識すると僕ではなく彼が母に抱きしめられていたことを思い出す。


そして、俺はこんな気持ちだったのだろうかと、ぼんやりと思った。


「征ちゃん、私たちは貴方のことがちゃんと大好きよ!愛してるわ。それじゃあダメ?」


「…あ」


なんともいえないあったかい感覚に、ゆっくりと目を閉じて、開ける。


僕は、ひとりなんかじゃなかったのかもしれない。


「ありがとう、ありがとう玲央、小太郎、永吉、千尋」


四人とも、そんな僕を弟を見るみたいに優しい目で見た。


それがなんだかすごく嬉しくて、子供みたいに大声をあげて泣いた。


泣いて泣いて泣きつかれて、眠りにつくとそこには彼がいた。


「愛はわかったかい?」


直球なその物言い気恥ずかしさを覚えながらも、素直にこくりと頷く。


すると彼は満足そうに笑って、ちなみに俺もお前のことを愛しているよなんて言ってくる。


やっぱり恥ずかしかったけど、それ以上に嬉しかった。


「あー、俺はちょっと疲れてるからお前が部活に出てくれないか?」


「いいのか!?」


もちろん、と彼は笑う。


泣いてしまったあとで正直出ずからかったけど、今はそれ以上に彼らとバスケがしたかった。


「いってきます」


やがて白み始める視界、浮上する意識。


だけどもう不安はない。


だって僕には帰ることの出来る場所が、大好きなチームメイトがいるから。


Fin

赤司がホイホイだった話90→←赤司がホイホイだった話89



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設定タグ:黒バス , 赤司 , ホラー
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海月 - コドモアソビでしたっけ?あれはつくった曲ですよね!? (2018年3月31日 13時) (レス) id: 534fdfd1d0 (このIDを非表示/違反報告)
- メッチャ面白いです!ギャグも入ってるしホラーはちゃんと怖いw続き楽しみにしてます! (2015年10月26日 18時) (レス) id: 1fa7448f4f (このIDを非表示/違反報告)
涼ースズー - 私もゾンビ狩りしたいです!!! (2015年9月30日 22時) (レス) id: b08690dd4e (このIDを非表示/違反報告)
巫女 - どうでもいいコメントしていいですか?← 幼児ココアよりアンパンマンカレーのほうが美味しいですよ← (2015年9月24日 22時) (レス) id: 923a1e5d93 (このIDを非表示/違反報告)
novel - 初めまして!すごく面白いです!早く続きが見たいです!更新、頑張って下さい!応援してます! (2015年9月9日 23時) (レス) id: 5956e8d0c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:腹黒さん★ | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2015年8月29日 1時

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