【◇】年下はお断りです

年下40 ページ41

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学校に来てそうそう盛大な欠伸をする。





「〜〜っ眠い！！」





結局お姉ちゃんの高校生の時に来てたやつは胸回りがスカスカになってしまった上、丈も長かったので、お姉ちゃんの中学生の時のやつを貸してもらうことにした。

……そこまで遡るのに大変な時間がかかって睡眠時間が十分に取れなかった。




まあでも当日にバタバタするよりかマシかな…などと考え、はっと思い出す。



お姉ちゃん今日学校大丈夫かな！？



出したものを片付けるまでやらなければいけなかったお姉ちゃんは私よりも寝るのが遅かった。




申し訳ないことしちゃったな、と後悔していると「何百面相してんの？」と言われた。




「小湊…朝一番に失礼なこと言わないでよ」

「だって事実だから」




追い越すかな、と思って前を見たまま言ったら歩調をわざわざ緩めて隣を歩いてくれた。




「今日何時にする？」

「……覚えてたのね」




直前までは忘れててほしいという思いと覚えてて欲しいなという思いがあったけど、結局素直になれず前者をとってしまった。




「5時くらいかな、部活無いし。学校終わって一時間くらいは欲しいかも。」

「じゃあ5時ね」





お前の私服どんなやつかある意味楽しみかも、とクスクス笑う小湊に、だからさっきから失礼なこと言わないでって言ってんでしょ！？と睨んでおいた。




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