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6.先輩と初デート ページ8

先輩と手を繋ぎながら街を歩く。

まだ高校に入ったばかりの私はこの街の事を知らないから先輩に教えてもらいながら雑貨屋さんに寄ったり美味しいからあげ屋さんによったりして楽しんでいた。


そしてちょっと休憩と言って先輩とベンチに座ると、先輩はごそごそとポケットを漁りどこかのカフェの名前が書かれた割引券を差し出した。



「これ、女子に人気のカフェの割引券。俺が持ってるのおかしいしやるよ」


「え!いいんですか!?ありがとうございます!」

私は先輩からもらった割引券を大事に財布にしまった。


「今のってポイント貯めなきゃ貰えないやつですよね?なんか、これ持ってたら2年生の気分です!」

「ははっ!まぁそれ貰いもんだけどな、うちの先輩にスイーツ好きな人がいんだわ」


「へぇーそうなんですね。バスケ部の先輩ってなんだか怖そうな人が多いから意外です」

そう言って笑うと、先輩はまたいたずらに私の肩を寄せて耳元で囁いた。


「それって、俺も怖いってこと?」


「そ、そんなわけないじゃないですか!高尾先輩は…その、優しいし…」


私がそう言うと、先輩は笑って「ありがとう」と言った。


「あ、飲み物売ってんじゃん。買ってくるからちょっと待ってな」


「あ、ありがとうございます!」


これが先輩…。
スマートに財布を取り出して飲み物を買いに行く先輩を見てやっぱり素敵だなぁって思った今日この頃。


この気持ち、ずっと大事にしていきたいな…。

7.先輩に嫉妬→←5.先輩とイチャイチャ



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鏡子(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます。私の推しは火神君です!確かにあの回は感動しましたね。私も好きです。 (2020年5月15日 16時) (レス) id: e35fb2372b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - 私の推しは高尾くんでっす。好きなシーンは、洛山vs秀徳で真ちゃんが『このチームで足手まといなど俺は知らない。』っていうシーンが大好きです。私は秀徳めっちゃ好きなので勝ってほしかったなぁ…。 (2020年2月27日 18時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - 鏡子さんの作品面白いです!ちなみに誰が一番好きですか? (2020年2月27日 18時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鏡子 x他1人 | 作成日時:2019年2月4日 16時

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