第九問 封筒 ページ10
翌日
秀吉がAクラスにいる姉のフリをしてCクラスを挑発して、Cクラス対策を終了。
そこから十分後、本日の試召戦争がスタートした。
最初の作戦としては
まずBクラスを教室内に押し込む。
その後、根本へと近づくために瑞樹の圧倒的な個人の火力が必要らしい。
Bクラスを教室内に押し込むことは成功したのだが瑞樹が一向に動こうとしない。
慈子「…?………。」
何か、理由があるはず…。
慈子「!……ねぇ明久〜…。」
明久「え?あ、何?」
慈子「…アイツがさっきからちらつかせてる封筒なんだC…?あれ出すたびに瑞希が怯えてる…。」
明久「!!ごめん、僕ちょっといかなきゃいけないや。それまでここの維持お願いね。」
慈子「……?」
瑞希「………っ…」
慈子「…瑞希ー…?」
瑞希「……。」
慈子「瑞樹〜っ」
瑞希「あ、は、はい!」
慈子「大丈夫…?顔色悪いC…。」
瑞希「だ、大丈夫…です…。」
絶対大丈夫じゃないのに…。
そう思うが本人が隠すのに無理やり聞くわけにもいかないし…。
そっか、と言って瑞樹から離れてしばらく後。
慈子「あ…明久…。」
明久「ああ、ちょっと僕隣の教室行ってくるね!^^」
慈子「……瑞希の代わり…?」
明久「!…うん…」
瑞希が個人火力で他の敵を引き付けるのと同じ効果をもたらすことで、明久にできること…。
慈子「うん、何となく予想ついたけど…。フィードバックだっけ?…怪我するよ?」
明久「それでも、それ以外に方法ないなら僕はするよ。」
慈子「……じゃあ、僕は明久が傷つくのも、瑞希が傷つくのも嫌だから、行くよ。」
そう言ってBクラスの扉へと向かう
そのタイミングで、瑞希がいない事で行かなければいけないと思ったのか、本隊もこちらへと来た。
根本「お前らいい加減諦めろよな。昨日から教室の出入り口に人が集まりやがって。暑苦しいことこの上ないっての」
雄二「どうした?軟弱なBクラス代表サマはそろそろギブアップか?」
そんな風に挑発する雄二に小さく声をかける
慈子「雄二。瑞希の役、僕にやらせてほしいC〜」
雄二「え?」
慈子「大体の事情はわかってるつもり!あんなヤツ流石に許せないC…」
雄二「…お前にできるのか?」
慈子「多分明久よりは安全な方法で!」
雄二「…わかった…。これはお前に任せる。」
明久「雄二!?」
雄二「失敗は許されねぇが…そこまで自信あるんならお手並み拝見といこうか」
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レッドび〜ん - 面白いです!更新頑張って下さい、応援してます(^^) (2015年4月10日 17時) (レス) id: a96445016c (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - バカテスもテニプリも好きなので嬉しいです!更新頑張ってください(*'v') (2015年4月6日 15時) (レス) id: e3e921bc0a (このIDを非表示/違反報告)
ソプラノ♪アルト(プロフ) - めっちゃ面白い!!!更新楽しみにしてます♪ (2015年4月4日 16時) (レス) id: e7bf96a70d (このIDを非表示/違反報告)
アトラ(プロフ) - ジローとジローの妹が可愛いし早く続きが読みたいです! これからも頑張ってください! (2014年1月5日 15時) (レス) id: 8566e00331 (このIDを非表示/違反報告)
颯真(プロフ) - 更新がんばれ~p(^-^)q (2013年12月12日 0時) (レス) id: 9a24fc984e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:希 | 作成日時:2013年8月7日 4時