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「君、ここの道場に残らないか?」
『……はぁ?』
なんで俺が!?
人と関わりたくないんですけど!?
「ここなら飯も出るし稽古もできる。なにも一人で危険なことをしなくてもここに入ればいい。」
いい案だ!
とでも言うような顔をしている
『いいえ、これ以上お世話になるのも申し訳ないので。』
「いやいやそんな事は気にしないでくれ!」
遠回しに断ってんだよ!
お前らも止めろよ!
そう心の中で叫び周りにいるやつに目を向ける
「近藤さんが言うなら俺はいいと思うぞ。まだ若いだろうし。」
てめぇ!
黒髪一つ結びの奴が言った
こいつは駄目だ
眼鏡の奴を見れば
「そうですねぇ、ほっとく訳にもいきませんし…」
ほっといてくれよ
『やっぱり俺はここを出ますね。』
「どこか行く宛があるのかい?」
『いや、それはないけど…』
しまった
「じゃあここにいるといい。」
ですよねー
そうなりますよね
今日の俺凄いツッコミが凄い
ハッキリ言った方が早いな
『貴方達と関わりたくないので出ます。』
これなら良いだろう
『ということで…』
「ちょっと待ちなよ。」
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作者名:tear | 作成日時:2017年8月27日 21時