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7話 スタートダッシュ ページ7

そんなこんなで練習はもう終盤。
一年生の実力を見たいそうで、急遽ゲームが始まることになった。

初心者が何人かいるから、一年生同士の試合ではなく、一年対二年。



私は笠松先輩から、一年チームのベンチに入っておいてくれと頼まれたため、スコアとデータをとるための紙を持ってベンチへと向かう。データのとり方、ここで慣れておかないといけないな。
よし、と気合を入れペンを強く握る。



「白川さん、データとるんスか?大変っスね」

『これも仕事だからね。あ、黄瀬くんスタートダッシュ油断しないでね。ちゃんと走るんだよ?』

「へ...?あ、うん...」




私はゲームに出る選手の名前をスコアに書き出しながら、黄瀬くんに告げる。
一応期待のエースらしいので、ちゃんとデータを正確に書き写さないといけないね。


すべての準備が整ったところで、試合の始まるホイッスルが鳴る。





『見た感じ、皆全体的に数値が高いな。その中でもずば抜けて高いのは黄瀬くんだけど』





最初は一年チームにボールが渡る。
えっと...確か江藤くん!が黄瀬くんにボールを回す。それを黄瀬くんは受け取ろうとする。
が、ボールは中村先輩にいとも簡単に取られてしまった。




『もー...私油断しないで走れって言ったんだけどな』






中村先輩はそのままリングへ向かいゴールを決める。





なんか黄瀬くんが一瞬こちらを見て驚いた顔をしている。

チームメイトに''キセキの世代''の一人がいたら、頼るに決まっている。私だって、自分よりも確実に点が取れる選手が居たら、集中してパスを出してしまうだろう。

一年生となると尚更だ。



黄瀬くんがキセキの世代というのは、笠松先輩に教えて貰いました。
一度も試合を見たことが無いから知らなかった。
何か感じるものはあったけど、キセキの世代だったとは。




その後、黄瀬くんにパスが回るも途中でカットされたりなどが続いた。
何点かはとれているんだけど、これは酷いな...


6-21




「どうだ、一年のデータとれてるか?」

『ゆ…笠松先輩。はい、大体はもうわかりましたよ!それにしても...皆黄瀬くんを頼りすぎですね』

「仕方ねえよ。自分よりも確実に点を取れるやつがチームにいるんだ。頼っちまうもんだろ」

『でも、一年生たちこれから期待できますよ。黄瀬くんももっと成長します』

「...やっぱお前の喋り方違和感あるわ」

『...もうちょっとだけガマンしててくださいね!』

8話 っち...?→←6話 愛情が大きすぎる



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設定タグ:黒子のバスケ , 笠松幸男 , 黒バス   
作品ジャンル:アニメ
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笠松もみじ(プロフ) - ハチ公のままさん» 面白いと言っていただきありがとうございます!そしてわざわざ間違っている所を教えてくださってありがとうございました!射手座と勘違いをしておりました...すぐに訂正させていただきます! (2017年12月30日 11時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
ハチ公のまま(プロフ) - 話がとても面白いです!しかし、11月は山羊座ではないです… (2017年12月30日 10時) (レス) id: 76036e92ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴよ子 | 作成日時:2017年9月30日 23時

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