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16話 いつもカッコイイ ページ17

幸ちゃんを待たせるわけにはいけないと思い、和室へと入った。





『幸ちゃん、待たせてごめんね!』


「いや、親父さん達と話してたから別に大丈夫だ」


『何話してたの?』


「言わねえよ」


『幸ちゃんのケチ!』




そんな会話をしながら、私は幸ちゃんの隣に座る。







『お父さん、お母さんただいま。今日は幸ちゃんの家でご飯を食べてくるね!』







幸ちゃんは立ち上がり、仏壇に手を合わせ終わった私の腕を掴み、「行くぞ」と言い、立ち上がらせる。


私は仏壇に向かって、『行ってきます』と言って、家を出た。





『あ、幸ちゃん鞄忘れてるよ!』


「やべっ!」










「ただいま」


『お邪魔します』



こういう時家が隣っていいよね。
3秒で幸ちゃんの家に着いたよ。



家の奥から、スリッパの音が聞こえる。




「二人ともおかえりなさい!Aちゃん久しぶりね!また可愛くなったわね〜!肌とかスベッスベ!ほら、中に入って早くご飯食べましょう!」


「母さんマジやめてくれよ!」


幸乃(ゆきの)さん昨日あったばっかりですよ〜!』


「え、それどういうことだよ」


「幸男にこんな可愛い子が好意寄せてるなんて、本当勿体ないわ〜!」


『幸ちゃんはいつもカッコイイですよ?』


「やめろA」


「あら!素敵なこと言ってくれるじゃない!こんな所で立ち話もなんだし、リビングに行きましょう!」


『はい!今日はご馳走になります!』


「ちくしょう...本当この二人話聞かねえ...!」






幸ちゃんは頭を抱えて何か言っていたけど、気にせずに、幸乃さんに背中を押されてリビングへと行った。


幸ちゃんは先に部屋に鞄を置きに行くそうで、2階へと上がって行った。






リビングに入ると、ソファーに誰かが座っていた。





典男(のりお)さん。お邪魔します!』


「Aちゃん!いらっしゃい。今日はゆっくりしていきなさい」


『ありがとうございます!』




幸ちゃんのお母さんの幸乃さん、お父さんの典男さん。とても優しくて元気な二人です。



幸乃さんは、とっても料理が上手でお喋りが好きな方。結構豪快なところもあるけど魅力的な女性です。



典男さんは、the仕事人かと思いきや、気さくで思いやりのある方。私のことを実の娘のように思っていてくれているそうです。




そんな二人の元に産まれてきたのが幸ちゃんでとても良かったと思う。




笠松家は今日も賑やかで温かい家庭です!

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設定タグ:黒子のバスケ , 笠松幸男 , 黒バス   
作品ジャンル:アニメ
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笠松もみじ(プロフ) - ハチ公のままさん» 面白いと言っていただきありがとうございます!そしてわざわざ間違っている所を教えてくださってありがとうございました!射手座と勘違いをしておりました...すぐに訂正させていただきます! (2017年12月30日 11時) (レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
ハチ公のまま(プロフ) - 話がとても面白いです!しかし、11月は山羊座ではないです… (2017年12月30日 10時) (レス) id: 76036e92ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴよ子 | 作成日時:2017年9月30日 23時

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