検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:15,822 hit

第8話 ページ8

朝食も終わり…また昨日と同じ。
 ソファーのAの膝にハピー。
 赤司は少し離れた所に座るという構図。

 テレビをつけているが、赤司の頭には全然入ってこない。
 本当なら…いつもなら、Aを膝に乗せて…それか、Aに膝枕をしてもらうのに。
 なぜ休日にこれほどまでの屈辱的感情を味合わなければならないのだろうか。

 赤司の苛々は、バンバンAに伝わる。
 それでも何も出来ず、とりあえず時間が来るまで赤司がマジギレしないよう祈った。

***

 昼過ぎ…ようやく、Aの両親がハピーを引き取りにきた。
「家に上がっていったら?」というAに「旅先から戻ったばかりだから家でのんびりする」と実家に帰って行った。

 ハピーがいなくなり。
 Aはすぐに抱き上げられて、寝室のベッドに下ろされた。

「…A」
 またもや超低音ボイスに、Aは引きつった笑顔で応えた。
「征十郎…待って」

「…僕は十分待った。これ以上にないくらい待った。もう限界だ」
 すると赤司は昨日の夜以上にAの服を脱がして、自らの衣服も脱ぎ散らかした。

 何を言う間もなくキスで口を塞ぎ、手はもう胸にいっている。
 これは本当に、赤司の我慢の限界を超えている。

 Aは昨日の夜に引き続き、しょうがないと受け入れた。
 愛犬と赤司…和解は無理だ。
 この先もずっと無理だ。

 そして赤司は書き続けるだろう。

「嫌いな物:言う事を聞かない犬(Aの駄犬)」

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)


←第7話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
49人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎 , 甘々   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

イナズアレオリ - 犬にヤキモチ…赤司君可愛すぎる続編があったら読みたいです! (2020年6月20日 14時) (レス) id: 2e62a84241 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー - 赤司vs犬…面白いですね★更新待ってます(^O^) (2018年3月7日 20時) (携帯から) (レス) id: 170aaa5bac (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くろろん | 作成日時:2018年1月7日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。