第8話 ページ8
朝食も終わり…また昨日と同じ。
ソファーのAの膝にハピー。
赤司は少し離れた所に座るという構図。
テレビをつけているが、赤司の頭には全然入ってこない。
本当なら…いつもなら、Aを膝に乗せて…それか、Aに膝枕をしてもらうのに。
なぜ休日にこれほどまでの屈辱的感情を味合わなければならないのだろうか。
赤司の苛々は、バンバンAに伝わる。
それでも何も出来ず、とりあえず時間が来るまで赤司がマジギレしないよう祈った。
***
昼過ぎ…ようやく、Aの両親がハピーを引き取りにきた。
「家に上がっていったら?」というAに「旅先から戻ったばかりだから家でのんびりする」と実家に帰って行った。
ハピーがいなくなり。
Aはすぐに抱き上げられて、寝室のベッドに下ろされた。
「…A」
またもや超低音ボイスに、Aは引きつった笑顔で応えた。
「征十郎…待って」
「…僕は十分待った。これ以上にないくらい待った。もう限界だ」
すると赤司は昨日の夜以上にAの服を脱がして、自らの衣服も脱ぎ散らかした。
何を言う間もなくキスで口を塞ぎ、手はもう胸にいっている。
これは本当に、赤司の我慢の限界を超えている。
Aは昨日の夜に引き続き、しょうがないと受け入れた。
愛犬と赤司…和解は無理だ。
この先もずっと無理だ。
そして赤司は書き続けるだろう。
「嫌いな物:言う事を聞かない犬(Aの駄犬)」
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イナズアレオリ - 犬にヤキモチ…赤司君可愛すぎる続編があったら読みたいです! (2020年6月20日 14時) (レス) id: 2e62a84241 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー - 赤司vs犬…面白いですね★更新待ってます(^O^) (2018年3月7日 20時) (携帯から) (レス) id: 170aaa5bac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くろろん | 作成日時:2018年1月7日 0時